とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧

自己肯定感と文化

こんにちは。冨樫純です。 「自己高揚傾向の文化差」についてのコラムを紹介します。 確かに、ぼくも「たとえ自らに自信をもっていてもそれを表に出すのは未熟であり、つねに謙虚な姿勢で自己を省みることが望ましい」という価値観があります。 この価値観を…

文化を比較することの難しさ

こんにちは。冨樫純です。 「文化を比較することの難しさ」についてのコラムを紹介します。 心理に社会や文化が影響することは自明のことですが、それをデータとして比較することは難しいことを学びました。 文化神経科学の進展に伴い、脳波や脳機能イメージ…

異文化理解と常識

こんにちは。冨樫純です。 「異文化理解と常識」についてのコラムを紹介します。 アメリカ人の自己主張の強さはどこから来ているのか、疑問に思う人は多いと思います。 ぼくもそのひとりです。 植民地支配からの独立を成し遂げたという歴史的背景はあると思…

没個性化とは

こんにちは。冨樫純です。 本を紹介します。 ①この本を選んだ理由 心理学を独学で学んでいます。 大学生のテキスト、入門書として有名なものらしいので、読んでみようと思いました。 ②こんな本です 『心理学』第5版 鹿取 廣人 他2名 東京大学出版会 心理学の…

心理学でのフィールドワーク

こんにちは。冨樫純です。 「フィールドワーク」についてのコラムを紹介します。 フィールドワークというと文化人類学で用いられるイメージがありますが、心理学でも用いることに意外な感じがしました。 フィールドワークという研究方法論のあり方は、その理…

群集心理

こんにちは。冨樫純です。 「群集心理」についてのコラムを紹介します。 もっと深掘りしてみたいと思いました。 群集心理の非理性的で無秩序とはいえない実証研究もあるようで、気になります。 2001年7月21日の午後8時半頃。 花火大会の見物を終えて駅に向か…

倫理的問題がある心理実験

こんにちは。冨樫純です。 「アイヒマン実験と模擬刑務所実験」についてのコラムを紹介します。 確かに、倫理的問題がある実験かもしれませんが、個人的にはおもしろい実験だと思いました。 権威ある存在に対して過度にコミットし、そこから与えられた規範に…

沈黙交易とは

こんにちは。冨樫純です。 本を紹介します。 ①この本を選んだ理由 社会学を独学で学んでいて、以前紹介した『ライフ・イベントの社会学』という本の読書案内として、紹介されていました。 また、筆者のファンなので、読んでみようと思いました。 ②こんな本で…

組織事故

こんにちは。冨樫純です。 「組織決定の危うさ」についてのコラムを紹介します。 企業の不祥事の報道がある度に、原因が気になっています。 何故繰り返されるのか疑問です。 1999年9月30日午前、茨城県東海村にある JCO 社の核燃料加工施設で起きた臨界事故…

経験経済とは

こんにちは。冨樫純です。 「経験経済」についてのコラムを紹介します。 体験型観光が流行っていますが、この発想から来ていると感じました。 パインとギルモアは、経験経済(experience economy)という語を造語し、製品やサービスに代わる新しい経済行動の出…

CO2削減とエコカー

こんにちは。冨樫純です。 「CO2削減とエコカー」についてのコラムを紹介します。 エコカーのメリットは燃費が良いことだけだと思っていましたが、それだけではないようです。 2008年秋の世界同時株価暴落は、消費の世界にも大きな影を落とした。 アメリカ自…

戦争が支持率を高める?

こんにちは。冨樫純です。 「戦争が支持率を高める?」についてのコラムを紹介します。 戦争によって支持率が高まったというのは、皮肉な話だと思いました。 また、共通の敵を作ると、団結力が高まるというこを示している感じがします。 2001年9月11日の同時…

信頼と社会

こんにちは。冨樫純です。 「信頼と社会」についてのコラムを紹介します。 改めて社会は、安心と信頼で成り立っていると感じました。 社会を動かしているのは人である。 そういわれても、私たちの日常の実感からはほど遠い印象がある。 だが、私たちの日々の…

インターネットはメリットだけか?

こんにちは。冨樫純です。 「ソーシャル・ネットワークとしてのインターネット」についてのコラムを紹介します。 ここには、メリットしか書かれていませんが、デメリットはかならずあると思うので、調べてみたいと思いました。 情報伝達や説得的コミュニケー…

能動的にテレビを見るとは

こんにちは。冨樫純です。 「マスメディアの「利用と満足」研究」についてのコラムを紹介します。 あまり意識してはいませんでしたが、わたしたちは、マスメディアを自らの生活の文脈や関心によって能動的に、都合の良いいように、読み替えていると思いまし…

マスコミの信憑性

こんにちは。冨樫純です。 「マスメディアに対する誤解」についてのコラムを紹介します。 マスコミの報道は、個人的には、話半分で丁度いいと思っています。 テレビも新聞も利益を求める一企業なので。 マスメディアの「マス」が不特定多数の人々を指すのだ…

単純接触効果とは

こんにちは。冨樫純です。 本を紹介します。 ①この本を選んだ理由 心理学を独学で学んでいます。 学者やカウンセラーではありませんが、きちんと心理学を勉強した人の動画で、入門書として紹介されていました。 なので、読んでみようと思いました。 ②こんな…

ネットワークとは

こんにちは。冨樫純です。 「ネットワーク」についてのコラムを紹介します。 確かに、ネットワークを自覚することは普段なかなかないと思いました。 また、ネットワークが重要みたいな話を聞くと、何がどう重要なのか疑問に思います。 「ぼくらの世界は人と…

多数決を疑う

こんにちは。冨樫純です。 本を紹介します。 ①この本を選んだ理由 新書大賞の入選作品で、タイトルが気になったので、購入しました。 ②こんな本です 『多数決を疑う』 社会的選択理論とは何か 坂井 豊貴著 岩波新書 選挙の正統性が保たれないとき、統治の根…

非言語的な情報の重要性

こんにちは。冨樫純です。 「非言語的な情報の重要性」についてのコラムを紹介します。 アンバディーとローゼンタールの研究(Ambady &Rosenthal, 1992) は非言語的な手がかりが対人的な印象を大きく左右することを示している。 この研究では、大学と高校の教…

赤ちゃん言葉の功罪

こんにちは。冨樫純です。 「ベビー・トーク」についてのコラムを紹介します。 赤ちゃんに話しかける時、赤ちゃん言葉を使うことが多いと思いますが、なぜなのかという疑問は残りました。 コミュニケーションに際して、相手の立場や知識などへの配慮が過度に…

コミュニケーションとは

こんにちは。冨樫純です。 「コミュニケーションとは」についてのコラムを紹介します。 自明のことが書かれてはいますが、それを深掘りすることはなかったので、おもしろそうだと思いました。 2007 年の「新語・流行語大賞」で候補の1つに挙げられたのが、「…

共通の敵を作る効果

こんにちは。冨樫純です。 「少年キャンプでの葛藤実験」についてのコラムを紹介します。 共通の敵を作ると仲良くなれると言われますが、ここから来ていると感じました。 集団間葛藤の実態を、リアルに例示したことで有名なのが、シェリフらによるフィールド…

ステレオタイプ脅威とは

こんにちは。冨樫純です。 「ステレオタイプ脅威」についてのコラムを紹介します。 タイトル通りに脅威だと思いました。 もしかすると、知らず知らずのうちに、このようなステレオタイプ脅威を受けているかもしれないと思いました。 自分の集団への偏見によ…

人類の永遠の課題

こんにちは。冨樫純です。 「人類の永遠の課題」についてのコラムを紹介します。 戦争やテロは減らすことはできるかもしれませんが、無くすことはできないと改めて思いました。 2001年9月11日にアメリカ合衆国の各地で起こったイスラム過激派による同時多発…

臓器売買のどこが問題か

こんにちは。冨樫純です。 本を紹介します。 ①この本を選んだ理由 『あぶない法哲学』常識に盾突く思考のレッスン 住吉 雅美著 講談社現代新書 で更に勉強したい人のお薦め本として紹介されていて、読んでみようと思いました。 ②こんな本です 『ブリッジブッ…

勉強とは

こんにちは。冨樫純です。 本を紹介します。 ①この本を選んだ理由 新書大賞の入選作品で、タイトルと筆者の経歴が気になったので、購入しました。 ②こんな本です 『正しいパンツのたたみ方』 新しい家庭科勉強法 南野 忠晴著 岩波ジュニア新書 家庭科は、自…

集団の圧力か?

こんにちは。冨樫純です。 「錯覚の中の集団規範」についてのコラムを紹介します。 おもしろいと思いました。 判断の基準があいまいな場合ほど、規範の影響力を受けるそうです。 判断に迷うと、他の人の様子を見ながらというのは誰しも経験したことがあるこ…

「集団」の違和感

こんにちは。冨樫純です。 「集団」の意味についてのコラムを紹介します。 「集団」だけでなく、他の言葉でもこういう違和感はあると思いました。 具体的には思いつきませんが。 日本語で社会心理学を勉強していると、「集団」という用語のもつ語感のせいで…

集団心理

こんにちは。冨樫純です。 「集団心理」についてのコラムを紹介します。 集団心理にメリット、デメリットがあるところがおもしろいと感じました。 わが国ではじめての裁判員制度が2009年にスタートしようとした時、「自分の意見が少数派だとわかったら、信念…