とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

2021-11-01から1ヶ月間の記事一覧

妥当性要求とは

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的に関心のある話題を取り上げて、紹介したいと思います。 感想も書きたいと思います。 話題 言語行為と妥当性要求 少し具体的に、J. L. オースティンの「言語行為論」を參考に考え…

コミュニケーション的行為とは

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的に関心のある話題を取り上げて、紹介したいと思います。 感想も書きたいと思います。 話題 コミュニケーション的行為 Aくんは(先生の私に相談もなく!)、まず「コミュニケーション…

いじめとコミュニケーション

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的に関心のある話題を取り上げて、紹介したいと思います。 感想も書きたいと思います。 話題 いじめとコミュニケーション 「いじめる-いじめられる」という、逃げようにも逃げられな…

仲のいい親子関係は「自然な」ものか

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的に関心のある話題を取り上げて、紹介したいと思います。 感想も書きたいと思います。 話題 仲のいい親子関係の虚像 私たちは、「親子関係では密なコミュニケーションによる相互の…

 ジンメルの相互作用とは

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的に関心のある話題を取り上げて、紹介したいと思います。 感想も書きたいと思います。 話題 ジンメルと相互行為 社会をある種のコミュニケーションとして記述しようとしたのが、ゲ…

自殺とコミュニケーション

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的に関心のある話題を取り上げて、紹介したいと思います。 感想も書きたいと思います。 話題 デュルケームと模倣 代表的な社会学の古典的著作を取り上げて説明することにしよう。 「…

 大震災などの心理的影響

こんにちは。冨樫純です。 「大震災などによってどのような精神的・身体的反応が生じるのか」についてのコラムを紹介します。 イメージ通り、影響はあるようです。 また、生き残り症候群という罪悪感みたいなものも心理学的にあるようです。 日本におけるPTS…

ストレスとタイプA 性格

こんにちは。冨樫純です。 「ストレスとタイプA 性格」についてのコラムを紹介します。 一般的なイメージ通りだと思いましたが、心理学的な裏づけがあると、説得力が増しました。 フリードマンとローゼンマン(Friedman & Rosenman, 1959) は、タイプAと呼ば…

男女の抑うつの度合い

こんにちは。冨樫純です。 「男女の抑うつの度合いの変化」についてのコラムを紹介します。 男子より女子の方が、さらに成熟している方がうつになりやすいのは何故か疑問が残りました。 アイオワ青年・家族プロジェクトの縦断研究(Ge et al., 2001)において…

体罰は子どもに害があるか

こんにちは。冨樫純です。 「体罰は子どもに害があるか」についてのコラムを紹介します。 特に虐待は、マスコミに報道されているように、マイナス面しかないと思いました。 親が子どもにしつけのために体罰を与えることは、子どもの発達に悪影響があるだろう…

大量殺戮は起こしやすい?

こんにちは。冨樫純です。 「攻撃性と進化論的視点」についてのコラムを紹介します。 距離的に犠牲者が遠くてその表情や息づかいや泣き声を把握しにくいとき、攻撃を加えることへの抵抗が減少するという心理に、ものすごい説得力を感じました。 これまでの記…

名誉の侵害を暴力で解決する文化

こんにちは。冨樫純です。 「名誉と攻撃性の関係」についてのコラムを紹介します。 名誉の侵害を暴力で解決する文化もあることに驚きました。 現代では考えられないですが。 アメリカでは、自由国家を守るためという理由で武器を所有することが国民の権利と…

報道をどこまで信じるか

こんにちは。冨樫純です。 「報道・広報—心理学からのレッスン」についてのコラムを紹介します。 たしかに、マスコミの報道は、一部分を都合のいいように切りとっていることは間違いないと思いました。 大地震、大量虐殺、難病、貧困、紛争、台風、墜落事故…

感情予測とは

こんにちは。冨樫純です。 「感情予測」についてのコラムを紹介します。 人には心理的回復機能が備わっているという指摘がおもしろかったです。 年末になると宝くじ購入の長い行列を見かける。 「ドリームジャンボ」などの名称がすでにもの語っているように…

公正世界仮説とは

こんにちは。冨樫純です。 「公正世界仮説と帰属」についてのコラムを紹介します。 悪い人や落ち度がある人に悪い出来事は起き、どちらでもない自分はそのような不運に出あわない、 というくだりが、特に面白く読めました。 あることが起きる背景にはいろい…

人間は利己的か

こんにちは。冨樫純です。 「人間は利己的か」についてのコラムを紹介します。 人間は経済合理的に行動するだけではないというのを、心理学の実験で示そうとしたところがおもしろいと思いました。 長い間、人間は基本利己的で合理的に自己利益を追求する存在…

親子関係と友達関係はどちらが重要か

こんにちは。冨樫純です。 「親子関係と友達関係はどちらが重要か」についてのコラムを紹介します。 親子関係がそれほど重要でないかもしれないと思いました。 ハリス(Harris, 1995)は、親子関係中心主義に対して、集団社会化論(group socialization theory)…

自律的動機づけとは

こんにちは。冨樫純です。 「自律的動機づけ」についてのコラムを紹介します。 おもしろい動機づけだと思いました。 アメとムチ的な動機づけくらいしかないと考えていたので。 速水(1998)によれば、外発的動機づけと内発的動機づけは、自己決定性という単一…

音楽は情動を喚起するか

こんにちは。冨樫純です。 「音楽は情動を喚起する」についてのコラムを紹介します。 誰もが経験的に知っていそうなことを確かめるという意味で、このような実験は必要だと思いました。 音楽を聴くと楽しくなったり、憂うつな気分になったりする。 それを心…

アイデアの出し方

こんにちは。冨樫純です。 「創造性の育成法」についてのコラムを紹介します。 どの方法も、どこかで聞いたことある感じがしました。 知らず知らずのうちに、利用していたのかもしれません。 創造性の育成法に関しては、これまでに多種多様な方法が開発され…

会話の公理とは

こんにちは。冨樫純です。 「会話の公理と言語行為」についてのコラムを紹介します。 会話の公理という理論がおもしろかったです。 普段から心がけたいと思いました。 言語哲学者のグライス(Grice, 1975)は、会話文の意味を正しく理解するためには、文字どお…

望ましいものだけが学習される?

こんにちは。冨樫純です。 「学習性無力感」についてのコラムを紹介します。 おもしろい心理実験だと思いました。 また、学習されるものは望ましいことぱかりではないという事実もおもしろかったです。 「ハンモックにくるまれ、どうあがいても逃れることの…

貨幣の特徴

こんにちは。冨樫純です。 本を紹介します。 ①この本を選んだ理由 社会学を独学で学んでいます。 社会学者として有名なジンメルについて、わかりやすく勉強できそうなので、読んでみようと思いました。 ②こんな本です 『ジンメル・つながりの哲学 』 菅野 仁…

心理学的暗記術

こんにちは。冨樫純です。 「暗記術」についてのコラムを紹介します。 受験生や資格試験の勉強をしている人にとっては参考になる話だと思いました。 一見すると神業のように見える記憶術も、種を明かせば、それぞれに合理的な方法が用いられている。 代表的…

視覚の適応能力

こんにちは。冨樫純です。 「逆さまの世界」についてのコラムを紹介します。 人間の適応能力の偉大さを知りました。 視覚による能力なので、個人差はないと思います。 17世紀のはじめにドイツの天文学者のケプラー が1つの素朴な疑問を提出した。 それは、網…

知覚とは

こんにちは。冨樫純です。 「知覚」についてのコラムを紹介します。 普段はあまり意識することがない「知覚」は、人間を含む動物にとって、重要な機能だと改めて感じました。 動物とは文字どおり、身体をもち空間を移動する生き物である。 このため、あらゆ…

健忘症とは

こんにちは。冨樫純です。 「健忘症」についてのコラムを紹介します。 健忘症になったら、学習の他に何ができなくなるのかという疑問が残りました。 H.M. 氏は脳の手術を受けるまでは何ら記憶の障害はなかったし、学校の成績もよい方であった。 しかし、たび…

 心と脳の関係

こんにちは。冨樫純です。 「心と脳」についてのコラムを紹介します。 脳と心は別のものなのか、疑問に思う人は多いと思いました。 古代ギリシャの哲学者アリストテレス(Aristotle) は、心の中枢は心臓であると考えた。 英語のハート(heart)という単語には「…

心理学の源流

こんにちは。冨樫純です。 「心理学の源流」についてのコラムを紹介します。 着眼点によってさまざまな見解があることを学びました。 臨床心理学、教育心理学、発達心理学、社会心理学、性格心理学、生理心理学、認知心理学……などなど。 これらは日本でもす…

現代の「疎外された労働」とは

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的に関心のある話題を取り上げて、紹介したいと思います。 感想も書きたいと思います。 話題 現代版「疎外された労働」とは 感情労働の困難さは、さまざまな感情の管理や演技を日常…