とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

2024-01-01から1年間の記事一覧

事故跡地と観光

こんにちは。冨樫純です。 哲学や倫理学に興味があり、それに関連する本を読んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 事故跡地になにを作るかをいまから考える 南相馬の若い市議会議員のかた…

原発事故と観光地化

こんにちは。冨樫純です。 哲学や倫理学に興味があり、それに関連する本を読んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 原発事故を未来に伝えるための「観光地化」 2012年10月の28日と29日、福…

ネットのよくある批判

こんにちは。冨樫純です。 哲学や倫理学に興味があり、それに関連する本を読んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル ネットでは見たいものしか見ることができない 日本では、戦後の高度成長…

検索と欲望

こんにちは。冨樫純です。 哲学や倫理学に興味があり、それに関連する本を読んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 旅は「自分」ではなく「検索ワード」を変える ぼくらはいま、ネットで世…

共産党がしばしば与党になる地域

こんにちは。冨樫純です。 哲学や倫理学に興味があり、それに関連する本を読んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 日本にいて「ケーララ」と打ち込む可能性 旅行は世界遺産めぐりです。 …

台湾の内部対立

こんにちは。冨樫純です。 哲学や倫理学に興味があり、それに関連する本を読んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 行ってみなければわからない 2012年の秋に台湾に行って来ました。 ぼく…

起業家とは

こんにちは。冨樫純です。 本を紹介します。 ①この本を選んだ理由 読書が趣味のぼくにとって、本で人とつながりたいとは思っていました。 それをオンラインという形でそれを実現した彼女に興味があり、購入しました。 ②こんな本です 『あすは起業日!』 森本…

ネットと所属

こんにちは。冨樫純です。 哲学や倫理学に興味があり、それに関連する本を読んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 強いネットと弱いリアル ネットは階級を固定する道具です。 「階級」と…

ビル・ゲイツの寄付の仕方

こんにちは。冨樫純です。 倫理学に興味があり、それに関連する本を読んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 「理性的思考の義務付け」 戦略 ビル・ゲイツは、よく知られているように、マ…

厚生功利主義とは

こんにちは。冨樫純です。 倫理学に興味があり、それに関連する本を読んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 幸福=利益を充足させることか 当人が現に抱いている選好を充足することは必ず…

愚かな選好とは

こんにちは。冨樫純です。 倫理学に興味があり、それに関連する本を読んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 愚かな選好を充足すべきか 適応的選好形成と似た問題として、われわれが持つ「…

適応的選好の形成とは

こんにちは。冨樫純です。 倫理学に興味があり、それに関連する本を読んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 適応的選好の形成 もう一つ、より現実的で深刻な問題として、「適応的選好の形…

機械や薬で幸福になる?

こんにちは。冨樫純です。 倫理学に興味があり、それに関連する本を読んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 機械や薬で幸福になる? 仮に快楽をうまく定義できたとしても、二つ目の問題が…

快苦の定義は可能か

こんにちは。冨樫純です。 倫理学に興味があり、それに関連する本を読んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 快苦の定義は可能か ベンサムやミルのいわゆる古典的功利主義では、幸福快楽、…

ベンサムやミルの快楽説

こんにちは。冨樫純です。 倫理学に興味があり、それに関連する本を読んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル ベンサムやミルの快楽説 「所得や健康や家族などが幸福に役立つというとき、そ…

幸福の基準

こんにちは。冨樫純です。 倫理学に興味があり、それに関連する本を読んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 「幸福とは何か」という問い 体温を計るために体温計という便利なものがある。…

人間は合理的に行動するか

こんにちは。冨樫純です。 倫理学に興味があり、それに関連する本を読んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 人間はどこまで合理的か 功利主義的な公衆衛生活動には二つの志向があった。 …

薬物規制と個人の自由

こんにちは。冨樫純です。 倫理学に興味があり、それに関連する本を読んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 介入はどこまで許されるか 公衆衛生の倫理学の重要な問いは、個人の自由を尊重…

公衆衛生と自由

こんにちは。冨樫純です。 倫理学に興味があり、それに関連する本を読んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 公衆衛生の倫理学 実は、ミルの立場だとあまりに個人の自由を尊重しすぎており…

J・S・ミルの思想

こんにちは。冨樫純です。 倫理学に興味があり、それに関連する本を読んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル J・S・ミル 1806年に生まれたミルは、チャドウィックと同時代人であり、やはり…

チャドウィックの発想

こんにちは。冨樫純です。 倫理学に興味があり、それに関連する本を読んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル チャドウィック チャドウィックはちょうど1800年に生まれた。 ロンドンで弁護…

産業革命の負の側面

こんにちは。冨樫純です。 倫理学に興味があり、それに関連する本を読んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 公衆衛生と功利主義 2012年は英国の文豪チャールズ・ディケンズの生誕200周年…

公衆衛生とは

こんにちは。冨樫純です。 倫理学に興味があり、それに関連する本を読んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 「公衆衛生」とは 「公衆衛生」という言葉を聞いて、読者はどのようなイメージ…

現代と功利主義

こんにちは。冨樫純です。 倫理学に興味があり、それに関連する本を読んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 現代の公共政策における功利主義的思考 現代でも、政治や公共政策における功利…

功利主義の背景

こんにちは。冨樫純です。 倫理学に興味があり、それに関連する本を読んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 歴史的背景 功利主義が最初に提唱されたのは、産業革命が進行中で社会が大きく…

「道徳的に重要な違い」とは

こんにちは。冨樫純です。 倫理学に興味があり、それに関連する本を読んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 公平性と「道徳的に重要な違い」 公平性を重んじる功利主義の本当の意義を理解…

わら人形攻撃とは

こんにちは。冨樫純です。 倫理学に興味があり、それに関連する本を読んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル わら人形攻撃(非呪術) 一般に、功利主義の批判者は、功利主義を「行為功利主義…

他者危害原則とは

こんにちは。冨樫純です。 倫理学に興味があり、それに関連する本を読んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル ミルの他者危害原則 ベンサムの弟子の一人であるJ・S・ミルのいわゆる他者危害…

功利主義にこだわり過ぎると

こんにちは。冨樫純です。 倫理学に興味があり、それに関連する本を読んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 規則や義務の重視 たとえば、ドイツの哲学者カントを批判する文脈でよく出され…

結婚制度は詐欺の制度か

こんにちは。冨樫純です。 倫理学に興味があり、それに関連する本を読んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル ゴドウィンとウォルストンクラフト ゴドウィンは『政治的正義』を刊行してまも…