こんにちは。冨樫純です。
本を紹介します。
①この本を選んだ理由
新書大賞の入選作品で、タイトルが気になったので、購入しました。
②こんな本です
『多数決を疑う』
社会的選択理論とは何か
坂井 豊貴著
選挙の正統性が保たれないとき、統治の根幹が揺らぎはじめる。
選挙制度の欠陥と綻びが露呈する現在の日本。
多数決は本当に国民の意思を適切に反映しているのか?
本書では社会的選択理論の視点から、人びとの意思をよりよく集約できる選び方について考える。
③こんな言葉が印象に残りました
多数決をめぐる最大の倫理的課題は、なぜ少数派が多数派の意見に従わねばならないのか、というものだ。
従わなければ罰されるからというのは服従する理由であって、従うべき義務の説明にはなっていない。
また「結果がこうなったのだから従うのが義務だ」というのは義務の押し付けであって、その「義務」の正しさを生じさせることに成功していない。
すなわち多数決においては結果に従うべき正当性が求められる。
(本文より引用)
④この本が気になった方への2冊はこちら
『「決め方」の経済学』
「みんなの意見のまとめ方」を科学する
坂井 豊貴著
『多数決は民主主義のルールか?』
斎藤 文男
花伝社
⑤ 感想
集約ルールが多数決の他にも色々あること、多数決の現実的妥当性を学びました。
また、この本をきっかけにさらに深く学びたいと思いました。
興味を持ってくれた方はいるでしょうか?
興味を持った方は、是非読んでみてください。
多