とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

2021-01-01から1年間の記事一覧

キャラクターとキャラ

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的に関心のある話題を取り上げて、紹介したいと思います。 感想も書きたいと思います。 話題 キャラクターからキャラへ 「キャラ」という言葉も、私たちにとってすっかりなじみ深い…

「無責任男」を分析する

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的に関心のある話題を取り上げて、紹介したいと思います。 感想も書きたいと思います。 話題 「無責任男」というキャラクター 現代の日本社会は、どのような喜劇のキャラクターを生…

悲劇と喜劇の違い

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的に関心のある話題を取り上げて、紹介したいと思います。 感想も書きたいと思います。 話題 悲劇と喜劇 ここで改めてこう問いかけてみるのも無駄ではないはずだ。 人生とは悲劇なの…

「ライフ・イズ・ビューティフル」が描いたもの

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的に関心のある話題を取り上げて、紹介したいと思います。 感想も書きたいと思います。 話題 必死のゲーム 『ライフ・イズ・ビューティフル』(1997年)は、アカデミー賞も獲得して話…

スポーツは男性向けか?

こんにちは。冨樫純です。 本を紹介します。 ①この本を選んだ理由 社会学を独学で学んでいます。 上野千鶴子さんや伊藤公雄さんの動画を見て、男性学や女性学に興味がわき、入門書読んでみようと思いました。 ②こんな本です 『ジェンダーで学ぶ社会学』 伊藤…

「夢」としてのメディア・コミュニケーション

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的に関心のある話題を取り上げて、紹介したいと思います。 感想も書きたいと思います。 話題 民主主義社会の「夢」としてのメディア・コミュニケーション 現実的には、どんな子ども…

スターを模倣するとは

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的に関心のある話題を取り上げて、紹介したいと思います。 感想も書きたいと思います。 話題 スターを模倣する 受動性の立場に歓喜する大衆たちは、ただメディアのメッセージを受け…

メディア文化と「スター」への熱狂

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的に関心のある話題を取り上げて、紹介したいと思います。 感想も書きたいと思います。 話題 メディア文化と「スター」への熱狂 事実としては、メディア・コミュニケーションは、決…

娯楽としての政治報道

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的に関心のある話題を取り上げて、紹介したいと思います。 感想も書きたいと思います。 話題 娯楽としての政治報道 私たちの誰もが、娯楽だけでなく、政治や経済や殺人事件に関する…

コミュニケーションの「受け手」の快楽

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的に関心のある話題を取り上げて、紹介したいと思います。 感想も書きたいと思います。 話題 コミュニケーションの「受け手」の快楽 メディア・コミュニケーション研究は、じつに多…

道具としてのメディア文化

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的に関心のある話題を取り上げて、紹介したいと思います。 感想も書きたいと思います。 話題 コミュニケーション・ツールとしてのメディア文化 1990年代の日本社会において、宮台真…

強力効果論が有力か

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的に関心のある話題を取り上げて、紹介したいと思います。 感想も書きたいと思います。 話題 強力効果論と限定効果 マス・コミュニケーションの「権力性」「プロパガンダ性」を研究…

機械的コミュニケーションとは

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的に関心のある話題を取り上げて、紹介したいと思います。 感想も書きたいと思います。 話題 対話としてのコミュニケーション 間接的な対人関係としての(言葉の原義に沿った)「コミ…

権力は下から来るのか

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的に関心のある話題を取り上げて、紹介したいと思います。 感想も書きたいと思います。 話題 権力は下から来るのか 子どものころに、親の目を鬱陶しいと思い、それを親から自分に向…

多様なセクシュアリティ

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的に関心のある話題を取り上げて、紹介したいと思います。 感想も書きたいと思います。 話題 多様なセクシュアリティの産出 フーコーが、コミュニケーションにおける快楽について明…

対話とは

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的に関心のある話題を取り上げて、紹介したいと思います。 感想も書きたいと思います。 話題 プラトンの対話篇 コミュニケーションにはさまざまな形があるが、もっとも基本的なのは…

フラット化するコミュニケーションとは

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的に関心のある話題を取り上げて、紹介したいと思います。 感想も書きたいと思います。 話題 フラット化するコミュニケーション 近代社会は、公的制度における一般性のコミュニケー…

非対称のコミュニケーション

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的に関心のある話題を取り上げて、紹介したいと思います。 感想も書きたいと思います。 話題 非対称のコミュニケーション 自発的な人間関係における「対称性」は、対話的コミュニケ…

「一般性」のコミュニケーション

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的に関心のある話題を取り上げて、紹介したいと思います。 感想も書きたいと思います。 話題 「一般性」のコミュニケーション 「一般性」のコミュニケーションは、公的な社会制度を…

科学と文学の違い

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的に関心のある話題を取り上げて、紹介したいと思います。 感想も書きたいと思います。 話題 科学の「一般性」と文学の「単独性」 ほかとは比較できないような、ある関係やコミュニ…

自我とは

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的に関心のある話題を取り上げて、紹介したいと思います。 感想も書きたいと思います。 話題 社会過程から自我へ ジンメルやゴッフマンは相互作用自体に焦点を当てたようだが、私(=…

合意と誤解とコミュニケーション

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的に関心のある話題を取り上げて、紹介したいと思います。 感想も書きたいと思います。 話題 合意と誤解 ハーバーマスの立場に対してはこう質問したくなる、「合意の後、どうなりま…

コミュニケーションとは

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的に関心のある話題を取り上げて、紹介したいと思います。 感想も書きたいと思います。 話題 情報伝達と理解 コミュニケーションが成立するとはどういうことか。 ここから始めよう。…

学習の3類型

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的に関心のある話題を取り上げて、紹介したいと思います。 感想も書きたいと思います。 話題 学習の3類型 学習=なにかを学ぶことを、「学習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」という三つに分類してみよう。 …

自己が無力化されるとは

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的に関心のある話題を取り上げて、紹介したいと思います。 感想も書きたいと思います。 話題 逸脱と無力化 儀礼や演技の秩序は、きみたちの「やさしさコミュニケーション」のルール…

人はみな複数の役割を演じる俳優

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的に関心のある話題を取り上げて、紹介したいと思います。 感想も書きたいと思います。 話題 儀礼と演技 ゴッフマンのところを訪れ、ジンメルが紹介してくれたのですというと、ゴッ…

秘密と社交のおもしろさ

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的に関心のある話題を取り上げて、紹介したいと思います。 感想も書きたいと思います。 話題 秘密と社交 きみたちの「やさしさコミュニケーション」にもっと近づいてみよう。 きみは…

ジンメルの着目点

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的に関心のある話題を取り上げて、紹介したいと思います。 感想も書きたいと思います。 話題 相互作用の社会学 Aくんがジンメルを訪れると、彼は講義の準備で忙しそうだったが、「や…

 生活世界とは

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的に関心のある話題を取り上げて、紹介したいと思います。 感想も書きたいと思います。 話題 生活世界とは どうだろう、きみたちの「やさしさコミニケーション」は、「妥当性要求」…

 ふしぎなキリスト教

こんにちは。冨樫純です。 本を紹介します。 ①この本を選んだ理由 新書大賞で、キリスト教に興味があったので購入しました。 ②こんな本です 『ふしぎなキリスト教 』 橋爪 大三郎 他1名 講談社現代新書 日本人の神様とGODは何が違うか? 起源からイエスの謎、…