とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

共産党がしばしば与党になる地域

こんにちは。冨樫純です。

 


哲学や倫理学に興味があり、それに関連する本を読んでいます。

 


そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。

 


タイトル  

 


日本にいて「ケーララ」と打ち込む可能性

 


旅行は世界遺産めぐりです。

 


デリー、アーグラー、ジャイプルと、世界遺産だらけの三都市を廻りました。

 


雑踏に塗れることもなく、自分探しもしていません。 リキシャーに乗って町を廻るぐらいはしましたが、娘は牛糞と汚水にれた道を本気で嫌がってました。

 


子どもはそんなもんです。

 


休暇旅行ですから、三日に一日はホテルのプールで子どもを遊ばせながら仕事もせずにだらっとしてました。

 


そういうときはネット三昧になります。

 


そこでインドについていろいろとサイトで調べていくなかでぶち当たったのが、南部にあるケーララ州でした。

 


このケーララ州というのは、日本ではあまり知られていないし、ぼく自身もまったく知らない土地だったんですが、けっこうおもしろい。

 


識字率が高く、乳幼児死亡率は低く、インドのなかでは先進的な地帯なんです。 IT推進地帯でもあって、リチ ・ド・ストールマンのアドバイスを聞き入れてフリーソ分ト化が進んでいるらしい。

 


アラビア海に面したビーチリゾートでもあって、観光業も強い。人口は3000万人ぐらい。

 


おまけに特記すべきは、ここは共産党がしばしば与党になるらしいんです。

 


世界中でも、左翼政権がこんなにうまくいっている地域はめずらしいとのことで、注目を浴びている。

 


さらに興味深いのが、ここの土地は海岸線付近に特殊な岩盤があるらしくて、自然放射線量が高いんですよ。

 


もっとも高いところでは年間20ミリシーベルトぐらいあり、一部では双子の出生率が有意に高いそうです。

 


IT、左翼政権観光、放射能

 


いまぼくは「福島第一原発観光地化計画」なるものをやっているのですが、その観点から考えさせられるキーワードばかりです。

 


しかしここで決定的に重要なのは、いまぼくがしゃべったことは、じつはほとんど日本語で、インターネット上に当たり前にある情報だということです。

 


でもぼくは知らなかった。読者のみなさんも、ほとんどのかたは知らなかったと思います。ネットでいくら情報が公開されていても、それは特定の言葉で検索しなければ手に入らない。

 


ケーララの情報に辿り着くためには、検索で「ケ

ーララ」と入れなければいけない。それがネットの特性です。

 


ではぼくはどうやって「ケーララ」に辿り着いたか。

 


それはインドに行ったからです。現実にインドに行かなければ、ケーララを検索する機会はなかったでしょう。生涯調べることがなかった言葉かもしれない。

 


ネットは、ここでどうしてもリアルを必要とします。

 


感想

 


共産党がしばしば与党になる、という事実に驚きました。

 


何故成り立っているのか不思議です。

 


下記の本を參考にしました

 


『弱いつながり』 

 検索ワードを探す旅

 東浩紀

 幻冬舎文庫

 

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