とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

2022-11-01から1ヶ月間の記事一覧

総中流から格差・不平等社会へ

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 総中流から格差・不平等社会へ 豊かさ・格差・不平等についての私たち日本人の とらえ方にはどのよう…

 「勝ち組」「負け組」と社会階層

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 「勝ち組」「負け組」と社会階層 1990年代の後半以降、私たちの国の政策は、規制が少なく自由な経済活…

都市と地方の人間関係

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 都市と地方の人間関係 かつて M. ヴェーバーは、都市の社会学的基礎が、住民が多いために人びとがお互…

代表者とは

こんにちは。冨樫純です。 本を紹介します。 ①この本を選んだ理由 民主主義についてわかりやすく勉強できると思い、購入しました。 ②こんな本です 『民主主義という不思議な仕組み』 佐々木 毅著 ちくまプリマー新書 誰もがあたりまえだと思っている民主主義…

「前向き」の押しつけ

こんにちは。冨樫純です。 本を紹介します。 ①この本を選んだ理由 新書大賞にノミネートされていた本で、彼女の著作を読んだことがなく、気になったので、購入しました。 ②こんな本です 『しがみつかない生き方』 「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール 香…

ユートピアとは

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 都市化の議論と疎外論・共同体論 戦後の都市の経済活動は労働力需要を増大させていた。 大量の農民が…

地域社会とリスク

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 地域社会とリスク 外国系住民の急増など社会の急激な変化は犯罪の変化をもたらしている。 これにとも…

地域社会と外国人

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 地域社会の多様化と外国人 経済的繁栄は外国との交流を活発化させている。 2010年の日本人の出国数は1…

地方と農村の景観

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 地方と農村の景観 都市の周辺には、豊かな農地が広がっている。 日本の森林面積比率は67%と世界でも有…

寝たきり老人がいない国

こんにちは。冨樫純です。 本を紹介します。 ①この本を選んだ理由 社会学の教科書を探していて、安かったので購入しました。 ②こんな本です 『新体感する社会学』 Oh! My Sociology 金菱 清著 新曜社 「めっちゃ面白い、一気に読んだ」と大好評のぶっとびテ…

中学生からの大学講義

こんにちは。冨樫純です。 本を紹介します。 ①この本を選んだ理由 動画で紹介されていて、興味があったので購入しました。 シリーズ全巻購入しました。 ②こんな本です 『何のために「学ぶ」のか』 〈中学生からの大学講義〉2 池内 了 他2名 ちくまプリマー新…

都市と貧困

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 都市とグローバル化の波 東京は閉塞状況にある日本社会において、唯一繁栄を謳歌しているように見える…

日本は貧しかった

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 日本は貧しかった 半世紀前の日本人の生活は貧しかった。 都市には粗末な木造家屋が密集し、農村には…

空気を読む関係性

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 時代を反映した関係性 逆説的ながら、純度100%の自分を支えるためには、周囲の人間からのたえざるサポ…

「感覚」を重んじる若者たち

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 揺らぎやすい自分の根拠 近年の若者たちが希求する純度100%の自分とは、きわめて内閉的な志向をもった…

「純度100%」へのこだわり

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 純粋な自分への憧憬 「優しい関係」を取り結ぶ人びとは、自分の周囲にいる他者の言動に対して敏感にな…

対立を忌避する関係

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 対立を忌避する関係 近年の非行少年たちは、日常の友人関係に安定感を抱いていない。 しかしそれは、…

安心感を求める若者たち

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 安心感を喪失した関係 近年の非行少年たちは、日頃からの人間関係に安心感をもっていない。だから、仲…

「仲間」という絆は弱くなったのか

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 弛緩する仲間集団の絆 かつての非行少年たちにとって、何よりも優先されるべき第一義的なものは仲間と…

稚拙化する凶悪犯罪

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 稚拙化する凶悪犯罪 とりあえずここで注意すべきなのは、強盗犯の統計数字が示しているのは、あくまで…

少年犯罪は増加しているか?

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 少年強盗事件の増加 近年、少年犯罪は集団化していると指摘されることのほうが多い。 最近の少年たち…

生きにくさの正体

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 生きにくさの正体を求めて 個性 (自分らしさ)の発揮や、誰もが職業を通じた「自己実現」をめざすこと…

経済と教育の関係

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 人的資本の増強策と学歴社会の変貌 経済社会を中心にした、より大きな社会の変化のなかで、「自己」重…

新たな教育観

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル さらなる教育拡大と「自己実現」 教育は拡大し、同じ世代の97%が高校に進学し、そのほとんどが卒業し(…

「学歴社会」 の背景

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 「学歴社会」 の拡張 教育と職業との結びつきは、日本では「学歴社会」 として知られている。 これは…

戦後教育

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 戦前から戦後へ 自由 (選択の自由)と平等(機会の平等)という2つの基本原理を尊重することで、近代の教…

機会の平等と教育

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 何にでもなれる自分 子どもが成長し、何かを学び、何かを選び取っていく。 その積み重ねが、人が何者…

自立を阻む学校

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 見えにくい将来像 5年後10年後の自分の将来について、まだ漠然としすぎていて、具体的なイメージが全…

倫理問題

こんにちは。冨樫純です。 本を紹介します。 ①この本を選んだ理由 タイトルに惹かれて購入しました。 ②こんな本です 『倫理問題 101問』 マーティン コーエン 他2名 ちくま学芸文庫 「沈没する船」から誰を助けるべきか? 「効率的」な戦争を計画するのは正し…

学者とは

こんにちは。冨樫純です。 本を紹介します。 ①この本を選んだ理由 社会学者マックス ウェーバーに興味があり、薄い本なので、読みやすいかなと思い購入しました。 ②こんな本です 『職業としての学問 』 マックス ウェーバー 他2名 岩波文庫 第1次大戦後の混…