とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

2022-01-01から1年間の記事一覧

リスクへの対処

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル リスクへの対処 生活に関わるリスクをなくすことはできないとすると、われわれはリスクとつきあいなが…

自由の代償としてのリスク

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 自由の代償としてのリスク ベックは、『リスク社会』の冒頭で、「近代が発展するにつれ富の社会生産と…

リスクの本質

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル リスクの本質 リスクは、主観的なものである。 その意味は、 リスクは自分が計画したことが実 現しな…

リスクの現代的特徴

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル リスクの現代的特徴 近代社会が発展し、先進国では、第2の近代というべき時代に突入する。 日本でも、…

リスクが最小限に抑えられていた戦後日本社会

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル リスクが最小限に抑えられていた戦後日本社会 日本では、明治時代には、職業選択や配偶者選択の自由は…

近代社会とリスク

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 近代社会とリスク リスクという言葉は、近代社会にできた言葉である。 それは、ルネサンス時代の、「…

生活設計におけるリスクとは

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 生活設計におけるリスクの高まり 高校の家庭科に、 生活設計という項目がある。 そこで、「あなたの生…

ベーシック・インカムとは

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル ベーシック・インカム ワークフェアやアクティベーションが就労と福祉を結びつける考え方だとすると、…

ワークフェアとは

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル ワークフェア ポスト・ケインジアン福祉国家の時代における社会政策の再編の方向の1つは、ワークフェ…

ケインジアン福祉国家が機能しない理由

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル ケインジアン福祉国家が機能しない ケインジアン福祉国家の諸前提が動揺をきたしているというのが、先…

ケインジアン福祉国家とは

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル ケインジアン福祉国家の前提 日本も含めて、20世紀の福祉国家のあり方は、しばしば 「ケインジアン福…

福祉国家の日本的形態

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 福祉国家の日本的形態 日本については、そもそも日本が福祉国家であるか否かということがすぐさま議論…

ネオリベラリズムと福祉国家の危機

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル ネオリベラリズムと福祉国家の危機 1973年に勃発した第4次中東戦争に端を発する第1次オイルショックー…

福祉国家の成立

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 福祉国家の成立 福祉国家の起源については諸説がある。 一番早い時期に福祉国家の成立を求める学説は,…

男らしさとは

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 男性学の視点から考える この章では主に女性の社会的役割や位置に焦点をあてて日 本の近現代社会を考…

21世紀の家族観

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 21世紀日本社会のゆくえ 21世紀日本社会を構想してみよう。 そこには大きく、2つの方向が見て取れる。…

ジェンダーフリーバッシング

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 「ジェンダー・フリー・バッシング」 1999年の男女共同参画社会基本法成立前後から、それが性別役割分…

性別役割分業家族とは

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 戦後社会における性別役割分業家族とジェンダー デザイン では家族はどうなったのか。 山田昌弘は、19…

社会で本当に成功する人

こんにちは。冨樫純です。 本を紹介します。 ①この本を選んだ理由 動画で紹介されていて、興味があったので購入しました。 シリーズ全巻購入しました。 ②こんな本です 『科学は未来をひらく』 〈中学生からの大学講義〉3 村上 陽一郎 他2名著 ちくまプリマ―…

家族の幸せを考える

こんにちは。冨樫純です。 本を紹介します。 ①この本を選んだ理由 タイトルに惹かれて購入しました。 家族の幸せをお金の面ではなく、恋愛や結婚に焦点を当てている点もよかったです。 ②こんな本です 『家族の幸せの経済学』 データ分析でわかった 結婚、出…

戦後日本社会とジェンダー

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 戦後日本社会とジェンダー 明治期の日本には、西欧とは異なる、東アジア的・儒教的なジェンダー・人間…

ジェンダー視点で見る近代社会

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル ジェンダー視点で見る近代社会 近代社会を ジェンダー視点で分析してみよう。 一般に近代社会は、市民…

読者調査

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 読者調査 読者調査をしてみよう 短大生・大学生の本棚を調べてみると、興味深い事実が浮かび上がって…

教養主義と出版不況

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 「教養主義」の衰退 教養主義というのは、明治末期から大正にかけて当時のエリート養成機関であった旧…

出版不況の原因

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 大衆社会・文化論的解釈 本離れ、活字離れについての記事では詳しくふれられることのない、「なぜ」の…

本離れ、活字離れ

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 本離れ、活字離れ 出版業全体の売れ行き不振あるいは 「本が売れない時代」の背景についてのマスメデ…

教養新書の動向

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 教養新書の動向 新書全体の刊行点数は10年間の間に1000点台を推移しているが、そのなかで教養新書に分…

新刊洪水

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 新刊洪水 深刻な出版不況の重要な1つの原因でもあり、またその結果でもあるのが、「新刊洪水」とも呼…

「出版不況」の概要

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 「出版不況」の概要 若年層の読書傾向ないし書籍購買傾向がひと役買っているとされるのが、過去15年来…

日本の高学歴化と不平等

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 日本の高学歴化と不平等 成人男女を対象とした社会調査データを用いた結果、父親の学歴が低ければ本人…