とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

2023-04-01から1ヶ月間の記事一覧

公共財とは

こんにちは。冨樫純です。 独学で、政治学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 公共財 たとえばある町の街路に街灯をつけるケースを考えてみよう。 市場に任せるとするならば、次の…

自然独占とは

こんにちは。冨樫純です。 独学で、政治学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 自然独占 いまや企業間の競争が華々しく展開されている電話事業も、1980年代半ばまでは電電公社が独占…

電話事業の民営化

こんにちは。冨樫純です。 独学で、政治学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 安くなり、たおもしろくなったわけ 一言でいえば、電話事業が国の手から離れ、民間に任されるようにな…

フリー・ライダー問題

こんにちは。冨樫純です。 独学で、政治学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル フリー・ライダー問題 問題とされるのは、フリー・ライダー(ただ乗り) 問題である。 議論を進めるため…

名画のメッセージ

こんにちは。冨樫純です。 本を紹介します。 ①この本を選んだ理由 西洋名画や美術史に興味があり、購入しました。 読みものとしておもしろそうという理由もあります。 ②こんな本です 『名画の謎』 ギリシャ神話篇 中野京子著 文春文庫 人気の『名画の謎』シ…

西洋名画とアイテム

こんにちは。冨樫純です。 本を紹介します。 ①この本を選んだ理由 西洋名画や美術史に興味があり、購入しました。 ②こんな本です 『アイテムで読み解く西洋名画』 佐藤 晃子著 山川出版社 薔薇、葡萄、うさぎが暗示することとは? きれい、すごい、だけじゃな…

大人のための社会科

こんにちは。冨樫純です。 本を紹介します。 ①この本を選んだ理由 タイトルに興味があり、購入しました。 大人の学び直しにも興味があります。 ②こんな本です 『大人のための社会科 』 未来を語るために 井手 英策 他2名 有斐閣 この本では、日本の社会を形…

潜在的利益集団とは

こんにちは。冨樫純です。 独学で、政治学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 潜在的利益集団と多元的民主主義 潜在的利益集団という考え方がある。 例えば、車検制度を考えよう。 …

集団理論とは

こんにちは。冨樫純です。 独学で、政治学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 集団理論 車検の例で考えよう。 今、自動車整備業者が、車検制度から得ている便益は大変に大きい。 こ…

散髪屋と美容室

こんにちは。冨樫純です。 独学で、政治学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 散髪屋と美容室 どちらも調髪をしてくれる店であるが、 日本には、理容所 (いわゆる散髪屋) 美容所(い…

どうしたらテロリストをなくせるか?

こんにちは。冨樫純です。 独学で、政治学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル どうしたらテロリストをなくせるか? この問題に対して、ネオコンサーバティブ(通称ネオコン) と呼ばれ…

強制力は必要か

こんにちは。冨樫純です。 独学で、政治学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 強制力の必要性 ポップスからクラシック、 現代音楽までカバーする坂本龍一のコンサートは、年齢制限…

政治家の任期

こんにちは。冨樫純です。 独学で、政治学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 総理大臣、大統領、知事の人数 戦後の日本の総理大臣の数は、東久邇稔彦から麻生太郎まで30人。 これ…

アメリカの議会はがんばっているのか?

こんにちは。冨樫純です。 独学で、政治学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル アメリカの議会はがんばっているのか? 日本の国会にくらべてアメリカの議会は活発であるといわれる。 …

マスメディアはどこまで人に影響するのか

こんにちは。冨樫純です。 独学で、政治学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル マスメディアはどこまで人に影響するのか マスメディアが実際の政治において大きな影響力をもっている…

福祉の磁石

こんにちは。冨樫純です。 独学で、政治学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 福祉の磁石 国家間の移動は容易ではないといった。 これにくらべると自治体間の移動はずっと簡単であ…

投票する理由

こんにちは。冨樫純です。 独学で、政治学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル あなたはどうして投票するの? 1996年の衆議院選挙の投票率はついに60% をきった。 しかし、その時でも…

なぜ日本の選挙はやかましいのか

こんにちは。冨樫純です。 独学で、政治学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル なぜ日本の選挙はやかましいのか 選挙の時期になると、連日、候補者の名前を連呼する選挙運動用の自動…

企業は誰のものか

こんにちは。冨樫純です。 独学で、政治学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 企業は誰のもの 政治の世界で企業が有力なアクターであることは明らかである。 では企業とは何だろう…

政治的決定の難しさ

こんにちは。冨樫純です。 独学で、政治学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 政治的決定の難しさ 政府の失敗とまではいわないまでも、市場と比べた場合の政治的決定の難しさについ…

情報の非対称性

こんにちは。冨樫純です。 独学で、政治学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 情報の非対称性 風邪をひいたらしいので、町の診療所に行くとしよう。 患者と医者の間で、次のような…

「政治」が変わらない理由

こんにちは。冨樫純です。 独学で、政治学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 政治の世界では一寸先が闇? ながらく続いた自民党政権が崩壊して連立政権ができたり、強権支配で磐石…

規制のパラドクス

こんにちは。冨樫純です。 独学で、政治学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 規制のパラドクス アメリカにおいて1960年代末以降、自動車の安全規制が強化され、衝突の衝撃を吸収す…

アノミーの自殺とは

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル アノミーの自殺 もうひとつ、現代社会に特徴的な自殺のタイプを紹介しましょう。 アノミーの自殺です…

自殺を止めるには

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 身をささげる対象の喪失 女性<男性、田舎<都市、 戦時<平時、カトリック<プロテスタント、家族密<家族…

自殺は社会が決める

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 自殺は社会が決める!?!?! 1866~78年のヨーロッパ3ヵ国の自殺率の推移をみると、1年間ごとの3ヵ国の自…

不倫を叩く理由

こんにちは。冨樫純です。 本を紹介します。 ①この本を選んだ理由 数年前、マスコミでよく話題になった不倫が無くならない理由や、バッシングする心理に興味があったので購入しました。 ②こんな本です 『不倫』 中野信子著 文春新書 バレたら仕事も地位も家…

自殺の原因を無視する

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 社会的事実としての自殺 人の幸福や不幸をはかるにはどうしたらいいでしょうか? ものが豊富にたくさん…

国家のための死

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 国家のための死 国家のために切り捨てられた死が、国家繁栄のための礎となる。 国家繁栄維持法は、一…

不殺生と富の独占

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 不殺生が富を独占する 死が社会的に決定し、 富に結びつく興味深い例としてインドのジャイナ教が挙げ…