とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

2022-05-01から1ヶ月間の記事一覧

男性学の始まり

こんにちは。冨樫純です 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル アメリカの「男性運動」の発展 男性学の発祥の地は、「ウーマン・リブ」の震源地でもあったアメリカ合衆…

男性学とは?

こんにちは。冨樫純です 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 男性学とは? 「男性学 (men's studies)」という用語、まだ一般には聞きなれない言葉だと思う。 もちろん…

14歳からの社会学

こんにちは。冨樫純です。 本を紹介します。 ①この本を選んだ理由 以前から宮台氏の本を読んでみたいと思っていました。 彼の著作の中で読みやすく、さらに、社会学が学べそうだと思い購入しました。 ②こんな本です 『14歳からの社会学』 宮台真司著 ちくま…

男らしさと少年凶悪犯罪

こんにちは。冨樫純です 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 男らしさと少年凶悪犯罪 男らしさと犯罪の問題について、ぼくも80年代の日本社会、とくに少年非行につい…

男らしさと社会的逸脱

こんにちは。冨樫純です 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 男らしさと社会的逸脱 男性の男らしさの自己証明へのこだわり、という視点は、けっこう面白い。 「男性の…

男らしさの自己証明

こんにちは。冨樫純です 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 男らしさの自己証明 現代の男性社会の中で、男性たちの多くは、自覚的か否かにかかわらず、つねに「自分…

 ニッポン男性の3人のママ

こんにちは。冨樫純です 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル ニッポン男性の三人のママ 山下悦子さんの日本男性の「3人のママ」説のように、3人のママ(母というママ…

小説の中の女性イメージ

こんにちは。冨樫純です 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 小説の中の女性イメージ 男たちにとって女の位置づけが、つねに上からの力関係においてのみ把握されてい…

幼児期につくられる「男らしさ」

こんにちは。冨樫純です 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 幼児期につくられる「男らしさ」 そもそも、この「男らしさ」というものは、どのようにして作られるのだ…

あなたにとって男らしさとは?

こんにちは。冨樫純です 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル あなたにとって男らしさとは? 〈男らしさ〉って何だろう? そんな素朴な疑問からはじめてみよう。 「あな…

 「濡れ落ち葉」の人生

こんにちは。冨樫純です 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 「濡れ落ち葉」の人生 さて、なんとか定年離婚にはいたらず、老妻と老後を無事に迎えられた場合でも、定年…

男性のコミュニケーション能力不足

こんにちは。冨樫純です 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 男性のコミュニケーション能力不足 夫婦間のディスコミュニケーション"を作りだしているのは、どちらか…

帰宅拒否症候群とは

こんにちは。冨樫純です 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 家に帰れないお父さんたち―「帰宅拒否症候群」 どんな会社にも、退社時には独特の雰囲気が流れます。 仕…

過労死

こんにちは。冨樫純です 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 過労死 無事に、結婚生活がおくれるようになったとしても、男性たちにとって、男性中心で、会社本位主義…

コンビニ人間

こんにちは。冨樫純です。 本を紹介します。 ①この本を選んだ理由 小説はあまり好きではなかったぼくですが、動画などを見て、少しずつ興味がわきました。 分量が少なく、有名なものなので読んでみようと思いました。 ②こんな本です 『コンビニ人間 』 村田 …

男の子と自殺

こんにちは。冨樫純です 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル いじめ自殺は、圧倒的に男の子 多くの雑誌に「男性特集」が登場する背景には、さまざまな男性問題の顕在…

近代的キニク主義とは

こんにちは。冨樫純です 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 「近代的キニク主義」と「倦怠」 近代以降のこの精神的磨耗の独特のあり方をジンメルに即して次に見てみ…

吝と浪費は似たもの同士

こんにちは。冨樫純です 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 浪費という過剰 貨幣の悪魔的な魅力は、各箇や守銭欲とは一見すると正反対の行為と思われる「浪費」とい…

貨幣と権力

こんにちは。冨樫純です 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 貨幣と権力 ジンメルが指摘しているのは、吝は吝でも、何か明確な目的があって物を節約したりお金を倹約…

 集団主義文化とは

こんにちは。冨樫純です。 本を紹介します。 ①この本を選んだ理由 独学で、社会学を学んでいます。 『信頼の構造』で有名な社会学者で、気になったので読んでみようと思いました。 ②こんな本です 『安心社会から信頼社会へ』 日本型システムの行方 山岸 俊男…

貨幣の「闇」の部分

こんにちは。冨樫純です 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 貨幣の「闇」の部分 貨幣によって媒介される人間関係は私たち人間に積極的なものばかりを提供するわけで…

 女3人の不思議な3日間

こんにちは。冨樫純です。 本を紹介します。 ①この本を選んだ理由 小説はあまり好きではなかったぼくですが、動画などを見て、少しずつ興味がわきました。 分量が少なく、有名なものなので読んでみようと思いました。 ②こんな本です 『乳と卵』 川上 未映子…

イギリスからみた日本

こんにちは。冨樫純です。 本を紹介します。 ①この本を選んだ理由 ブレイディみかこさんの本を読んで、イギリスからみた日本というテーマが気になって、積んであったこの本を思い出し、読んでみようと思いました。 ②こんな本です イギリス発 『日本人が知ら…

ぼくは何者なのか

こんにちは。冨樫純です。 本を紹介します。 ①この本を選んだ理由 話題の本て、以前から気になっていて、文庫化されたので、購入しました。 ②こんな本です 『ぼくはイエローでホワイトで、 ちょっとブルー 』 ブレイディみかこ著 新潮文庫 人種も貧富の差も…

現代人の自由

こんにちは。冨樫純です 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 現代の大都市人の大きな自由 貨幣によってもたらされる自由はこの場合、お金で租税を支払いさえすれば、…

あらためて貨幣とは何か考えてみる

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル あらためて貨幣とは何か考えてみる これまでの章で私は、いろいろな側面から現代社会に生きる私たちの…

闘争を肯定的に捉える

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル リアリズムの立場に立つ闘争論 アメリカの「ローカルな」価値観を「グローバル・スタンダード」という…

敗者復活が難しい社会

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 現実の競争の問題点―ルール設定の確立 基本的な問題点について指摘しておこう。 それはルール設定に関…

嫉妬と羨望の違い

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 「嫉妬」の感情―相手そのものに対する敵対性 ジンメルが示す例のなかで最も興味深いのは、「嫉妬」の…

競争が社会集団を活性化する

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 競争が社会集団を活性化する さて、次に社会集団の活性化という観点から競争の利点を見てみよう。 ま…