とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

東洋思想の力

こんにちは。冨樫純です。 本を紹介します。 ①この本との出会い 哲学を勉強中で、東洋哲学もおもしろいと思い、読んでみようと思いました。 ②こんな本です 『ぶれない軸をつくる東洋思想の力』 田口 佳史 他1名 光文社新書  東洋思想の根源は内側を重視する…

哲学の常識

こんにちは。冨樫純です。 「ハイデッガーに影響を与えた哲学者たち」についてのコラムを紹介します。 西洋哲学は、諸先輩方の哲学を批判したり、受け継いだりするのが常套なので、目新しいとは思いません。 ハイデッガーに影響を与えた哲学者は非常に多いで…

社会契約論とは

こんにちは。冨樫純です。 「社会契約論」についてのコラムを紹介します。 当時の統治者は自らの権力の正当性を非統治者に対して示すために、神の権威を利用するところがおもしろいと感じました。 現代ではあまり考えられない発想です。 中世のヨーロッパで…

キリスト教と哲学

こんにちは。冨樫純です。 「中世の哲学」についてのコラムを紹介します。 宗教的にも、世界史的にも、さらには哲学史においてもキリスト教が影響を与えている。 キリスト教が偉大な宗教なんだと改めて感じます。もう少し深く勉強したくなりました。 中世に…

歴史の限界

こんにちは。冨樫純です。 「群雄割拠の古代論者たち」についてのコラムを紹介します。 歴史的資料が無ければ解明されにくいと、改めて感じました。 ミレトス学派の哲学者たちと同様、ソクラテス以前の他の哲学者たちについても資料が乏しく、生没年すらはっ…

超能力は解明できないのか?

こんにちは。冨樫純です。 「ベムの予知実験」についてのコラムを紹介します。 やはり、超能力に挑んだ学者がいたようです。 透視や千里眼、念力や念写、未来予知など人間の超能力(psi)と呼ばれる能力には、古くから多くの心理学者が興味をもち、研究してき…

「巨人の肩の上に立つ」とは

こんにちは。冨樫純です。 「巨人の肩の上に立つ」についてのコラムを紹介します。 学問に限らず、さまざまな場面で先人たちの知恵は生かされているんだろうと思いました。 ただ、その知恵を知らず知らずのうちに使っていると思うと、なんだか悔しいです。 …

職人と科学的理論

こんにちは。冨樫純です。 「山本五十六」についてのコラムを紹介します。 職人が長年の経験から得た知恵が、実は理論に基づいていることは、薄々感じていましたが、やはりそのようです。 オペラント条件づけとは、報酬や嫌悪刺激(罰)に適応して、自発的に…

大学は勉強するところだろうか?

こんにちは。冨樫純です。 「大学生が勉強しないのはなぜ?」についてのコラムを紹介します。 たしかに、ぼくも、受験を終えた後、勉強する気にならなかったのを覚えています。 でも、大学で徹底的に遊ぶのもありだと思います。大学でしかできないと思うので…

動物と心理学

こんにちは。冨樫純です。 「動物心理学」についてのコラムを紹介します。 動物実験は心理学だけではなく、他の学問ても行われています。 そこには、動物だから許されているような倫理的な問題もあると思いますが、そのことを忘れてはいけないと思いました。…

目撃証言が当てにならない理由

こんにちは。冨樫純です。 「目撃証言と偽りの記憶」についてのコラムを紹介します。 刑事ドラマでは、目撃証言が決定的な証拠となって、事件が解決された、みたいなものがありますが、それがドラマの世界でのことだと、改めて思いました。 記憶の変容や間違…

環境と開発のどちらを重視すべきか

こんにちは。冨樫純です。 「予防原則」についてのコラムを紹介します。 以前から、環境と開発のどちらを重視すべきかと議論はありますが、そのバランスを取るのは難しいと改めて感じました。 環境の破壊や汚染は、発生後に回復を図ることは非常に困難であり…

SNSの始まり

こんにちは。冨樫純です。 「バットナムの社会関係資本論」についてのコラムを紹介します。 SNSが発達する前に提唱されていた理論で、社会問題を解決する手段として有効のようです。 社会関係資本とは、人々が持つ信頼関係や人間関係(社会的ネットワーク)…

政治や行政に自分の意見を反映させるには?

こんにちは。冨樫純です。 「日本における市民社会論」についてのコラムを紹介します。 前々から、政治や行政に自分の意見を反映させるにはどうすればいいのか考えていました。 その方法として、コラムのような草の根民主主義的な活動もありだと思いました。…

公私の区別が曖昧な場面

こんにちは。冨樫純です。 「公私の区別の可変性」についてのコラムを紹介します。 現代でも公私の区別が曖昧な場面はあると思いました。 例えば、政治活動やデモがそれにあたると思います。 私的領域と公共的領域の線引きの可変性という考えを支持する例を…

投票に行く理由

こんにちは。冨樫純です。 「公共選択理論と公共性」についてのコラムを紹介します。 人々が投票に行く理由は、特定の候補者を当選させるためよりも、代表制デモクラシーを維持すべきという公共心のようなものに促されているからだ、という。 このような指摘…

法律の理想と現実

こんにちは。冨樫純です。 「男女共同参画社会基本法」についてのコラムを紹介します。 法律的には男女平等かも知れませが、現実的には平等とは程遠い感じがします。 1998年6月に社会における男女の関係に関する包括的な取組みをめざす基本法として、男女共…

DVや児童虐待と法律

こんにちは。冨樫純です。 『「親密圏」における暴力』についてのコラムを紹介します。 度を越した、痴話喧嘩や子どもの躾に公的な機関の介入があり、課題もあることがわかりました。 2001年に「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律」(以下 …

法律においては男女平等?

こんにちは。冨樫純です。 「法律における男女平等」についてのコラムを紹介します。 男女差別は、確かに、法律でもあるようですが、生まれた時から始まっていると思いました。 戦前の日本においては、参政権·民事上の地位など法律上での男女の差別が見られ…

多文化主義法とは

こんにちは。冨樫純です。 「カナダ多文化主義法」についてのコラムを紹介します。 アメリカは多民族国家なので、このような法則があっても不思議ではない感じがしますが、カナダにあることに少し驚きました。 カナダでは、多文化主義政策の推進を受けて、19…

ポピュリズムとは

こんにちは。冨樫純です。 「 ポピュリズム(populism)」についてのコラムを紹介します。 日本でも、何人かのポピュリスト的な政治家が現れ、人気が先行していると、批判がありますが、ぼくは、おもしろいと感じています。 ラテン語 populus に由来するこの言…

全体主義とは

こんにちは。冨樫純です。 「全体主義」についてのコラムを紹介します。 現代の北朝鮮や中国の政治体制が、イメージできると思いました。 全体主義とは、個人の全ては全体に従属すべきとする思想または政治体制の1つである。 この体制を採用する国家は、通常…

功利主義批判

こんにちは。冨樫純です。 「ロールズの功利主義批判」についてのコラムを紹介します。 功利主義がいじめを奨励せざるを得ないような不当な結論を導くという問題点はありますが、説得力のある基準だと思います。 ロールズの『正義論』は、きわめて大部の書物…

パノプティコンとは

こんにちは。冨樫純です。 「パノプティコン」についてのコラムを紹介します。 ぼくがこのような立場に置かれたら、耐えられないと思いました。 ベンサムが考案した監獄システムで「一望監視施設」と訳される。 効率的に囚人を監視でき、また囚人が自ら更生…

共和制と共和主義

こんにちは。冨樫純です。 「共和制と共和主義」についてのコラムを紹介します。 君主制は専制的支配や政治権力の私物化を招きやすいと思うので、共和制の政治の方が望ましいとぼくは思います。 共和制は、一般的には君主制の対立概念であり、共和主義も単に…

日本は社会主義の国?

こんにちは。冨樫純です。 「社会主義」についてのコラムを紹介します。 日本は社会民主主義だと思うので、社会主義の一部になると思いました。 19世紀に発生した社会主義の思想と運動には、多種多様な立場があり、一般化して説明することは難しいが、20世紀…

権威と権力の違い

こんにちは。冨樫純です。 「権威」についてのコラムを紹介します。 権威と権力の違いに関心がありませんでしたが、少し興味が湧いてきました。 権力や正統性と関連の深い概念に「権威」 がある。 しかし、権威の概念も、権力に勝るとも劣らず多義的であり、…

官僚制の合理性

こんにちは。冨樫純です。 「官僚制」についてのコラムを紹介します。 ぼくのイメージでは、官僚制は行政組織だけに限定されていましたが、そうではないことが分かりました。 官僚制(bureaucracy) という言葉は、もともと官房 (bureau) の支配(-cracy)という…

テレビ業界と歴史法則

こんにちは。冨樫純です。 「新しいモノを生めなくなった業界の末路」についてのコラムを紹介します。 テレビが昔ほど面白くないと感じていましたが、歴史法則からすれば、当たり前なんだと、理解しました。 「発展期」にはつぎつぎと新しいモノ·アイディア…

温暖化と新旧交代

こんにちは。冨樫純です。 「温暖化で新旧交代が起こる理由」についてのコラムを紹介します。 どの時代でも、組織改革は難しいと感じました。 寒冷化が襲いかかったことで、前時代まで温暖期に支えられて繁栄していた国が崩壊し、王朝や文明の“新旧交代”が起…