とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧

「ほんとうの私」を捉えられない

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 「一般的カテゴリー」というとらえ方 高校や大学、あるいは就職したての職場での、春の恒例の「自己紹…

他者をすべて理解できるわけではない

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 他者をすべて理解できるわけではない ジンメルは、他者との相互的関係が成り立つための基本的条件を取…

見知らぬ他者は怖い

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 他者との関係を築く条件 人が「見知らぬ他者」と出会ったとき、なんとかその他者と関係を形成していく…

自分をほんとうにわかってくれる人はいるか

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 自分をほんとうにわかってくれる人はいるか さて、「自分探し」という言葉がある。 この言葉は肯定的…

 自分の居場所

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 自分の居場所はどこにあるのか 高校、大学(さらに大学院生)といった学生時代、私はある一つの観念に囚…

社会は動かせるのか

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 社会は動かしえないものではない ここでちょっと私たちが生きている日本社会を想定してみよう。 現在…

社会と個人の対立

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 「社会」が個人に要求する役割 デュルケームは「社会と個人の原理的対立」について語っている。 社会…

自殺は個人的なことが原因か

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル デュルケームの客観的学問としての社会学観 フランスの代表的古典的な社会学者であるエミール・デュル…

ルール社会観とは

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 竹田青嗣の「ルール社会観」 まず竹田は、社会を「厳密なルールをもたないゲーム」としてイメージでき…

タブー視しない性教育

こんにちは。冨樫純です。 本を紹介します。 ①この本を選んだ理由 タブー視される性教育をきちんと学んでみたいと思い、購入しました。 気になっていたということもあります。 ②こんな本です 『おうち性教育はじめます』 一番やさしい!防犯・SEX・命の伝え方…

ヨーロッパ近代

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル ヨーロッパ近代 ジンメルが活躍した時代は19世紀末のいわゆる「世紀末」だ。 フランス革命からはすで…

「絶対的真理」はあるのか

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 「絶対的真理」はあるのか ジンメルがいいたいのはつまり、客観的・絶対的真理そのものの追求をどんな…

 「社会」のイメージ

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 「社会」に対して私たちの抱くイメージ 私たちが日ごろ漠然ともっている社会イメージについて考えてみ…

 ジンメルの思想

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル ジンメルの思想 思想の面においては、ユダヤ人としてのジンメルの特質は、彼の思想の核をつくっている…

読書会とは

こんにちは。冨樫純です。 本を紹介します。 ①この本を選んだ理由 読んだ本について、誰かと話したいと思っていたので、購入しました。 ②こんな本です 『読書会入門 』人が本で交わる場所 山本 多津也 幻冬舎新書 本の感想を複数人で語り合う「読書会」は、…

自分と社会をつなぐ「橋と扉」

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 自分と社会をつなぐ「橋と扉」 何が私をそんなに魅きつけたのか? 当時の私だったらおそらくジンメルが…

いじられキャラは不幸か

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的に関心のある話題を取り上げて、紹介したいと思います。 感想も書きたいと思います。 話題 楽しさを演じるコミュニケーションの暴力と悪 いじられキャラは、「キャラ」的人間関係…

いじりの恐ろしさ

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的に関心のある話題を取り上げて、紹介したいと思います。 感想も書きたいと思います。 話題 いじりはいじめより100倍恐ろしい 主人公は高校1年生の羽柴典孝。 中学時代、あまり体力…

建前はやはり大事か

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的に関心のある話題を取り上げて、紹介したいと思います。 感想も書きたいと思います。 話題 対等性の原則と「キャラ」的関係 やさしさが現代日本の対人関係ルールになっている理由…

現在志向的やさしさとは

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的に関心のある話題を取り上げて、紹介したいと思います。 感想も書きたいと思います。 話題 現在志向的やさしさ いま、ここで相手と自分が傷つかないように配慮するというやさしさ…

 未来志向的やさしさとは

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的に関心のある話題を取り上げて、紹介したいと思います。 感想も書きたいと思います。 話題 未来志向的やさしさ やさしさという言葉を、悪と同様、ごく常識的な意味で使用すると、…

教科書にはないコミュニケーション論

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的に関心のある話題を取り上げて、紹介したいと思います。 感想も書きたいと思います。 話題 教科書にはないコミュニケーション論 命を張って脅してくるヤクザに対して、勇気と気概…

ヤクザに対抗する

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的に関心のある話題を取り上げて、紹介したいと思います。 感想も書きたいと思います。 話題 ヤクザに対抗する 素人にも対策はある。 対ミンボー・コミュニケーションは実行可能であ…

男性学入門

こんにちは。冨樫純です。 本を紹介します。 ①この本を選んだ理由 社会学を独学で学んでいて、男性学に興味があり、読んでみようと思いました。 ②こんな本です 『男性学入門』 伊藤 公雄著 作品社 過労死、自殺率の急上昇、定年離婚、冬彦さん現象、結婚でき…

脅しの技法

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的に関心のある話題を取り上げて、紹介したいと思います。 感想も書きたいと思います。 話題 脅しの技法 警察に訴えて、2002年4月、関西太郎、団力、和子の三人は逮捕されるのだが、…

ヤクザの行動原理

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的に関心のある話題を取り上げて、紹介したいと思います。 感想も書きたいと思います。 話題 ひっかけ、喰いつき、脅し、奪う 「人を脅して富を奪い、それを生業としている脅しのプ…

ミンボー・コミュニケーションとは

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的に関心のある話題を取り上げて、紹介したいと思います。 感想も書きたいと思います。 話題 ミンボー・コミュニケーション 取り上げたいのは、ヤクザのコミュニケーションである。 …

伝えないコミュニケーションとは

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的に関心のある話題を取り上げて、紹介したいと思います。 感想も書きたいと思います。 話題 伝えないコミュニケーション 悪はどういうコミュニケーションなのだろう。 悪という言葉…

小さな本屋が起こした奇跡

こんにちは。冨樫純です。 本を紹介します。 ①この本を選んだ理由 話題になった頃から気になっていました。 購入しやすい新書で発売されたので、読んでみました。 ②こんな本です 『一万円選書』 北国の小さな本屋が起こした奇跡の物語 岩田 徹著 ポプラ新書 …

援助交際を擁護する

こんにちは。冨樫純です。 本を紹介します。 ①この本を選んだ理由 動画で佐伯さんの話を聞いて、おもしろかったので著作を読んでみようと思いました。 ②こんな本です 『自由とは何か』 佐伯 啓思著 講談社現代新書 「自由に倦んだ」時代に問う、渾身の論考! …