とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧

倍速視聴の背景

こんにちは。冨樫純です。 本を紹介します。 ①この本を選んだ理由 話題になっていたし、早送りする理由に興味があったので、購入しました。 ②こんな本です 『映画を早送りで観る人たち』 ファスト映画・ネタバレ コンテンツ消費の現在形 稲田 豊史著 光文社…

「海の宝石箱や~」が流行った理由

こんにちは。冨樫純です。 本を紹介します。 ①この本を選んだ理由 テレビなどの「食レポ」に興味があり、その教科書みたいでおもしろそうだったので購入しました。 ②こんな本です 『おいしい味の表現術』 瀬戸賢一著 インターナショナル新書 SNS、食レポ、お…

ロックの自然状態とは

こんにちは。冨樫純です。 独学で、政治学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 自然状態 父の権力と政治権力は人間の正当な権力であり、主人が好きなように奴隷を使用する権力とは、…

ロックの思想

こんにちは。冨樫純です。 独学で、政治学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 自然法と人間の認識能力 1680年代の王位継承問題を通じて、 イングランドではホイッグとトーリーの両…

「オセアナ共和国」の制度構想

こんにちは。冨樫純です。 独学で、政治学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 『オセアナ共和国」の制度構想 『オセアナ共和国』は、偉大な立法者が出現することで樹立された、平等…

ホッブズの説く主権とは

こんにちは。冨樫純です。 独学で、政治学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 宗教論と主権の限界 ホッブズの説く主権は、決して真理や客観的な妥当性に支えられているわけではない…

ホップズの国家観

こんにちは。冨樫純です。 独学で、政治学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 国家の成立 単なる規範意識だけでは自然状態を脱することはできない。それに実効性を与える実力が必要…

素晴らしい絵とは何か

こんにちは。冨樫純です。 本を紹介します。 ①この本を選んだ理由 西洋絵画や美術、特に、世界史やキリスト教、ギリシャ神話との関わりに興味があり、その入門書として評判がいいので、購入しました。 ②こんな本です 『13歳からのアート思考』 末永幸歩著 ダ…

ホップズの思想

こんにちは。冨樫純です。 独学で、政治学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 自然状態と自然法 ホップズの目に、人間はどのような存在として映ったか。 彼にとって、 人間とは自ら…

ホップズの政治学

こんにちは。冨樫純です。 独学で、政治学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 新しい政治学 王権と議会の均衡を保つことで、暴政を防ぎ、臣民の自由を守る。 伝統的なイングランド…

カルヴァンの思想

こんにちは。冨樫純です。 独学で、政治学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル カルヴァン カルヴァンはその主著『キリスト教綱要』 において、自らの神学や教会組織論を展開してい…

ルターの提言

こんにちは。冨樫純です。 独学で、政治学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル ルター アウグスティヌス修道会士であり、 ヴィッデンベルク大学で教鞭をとっていたルターが、 「95カ…

宗教改革とは

こんにちは。冨樫純です。 独学で、政治学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 宗教改革とは 宗教改革は大文字で始まる Reformation と表記されるが、マルティン・ルターによって始…

「リウィウス論」

こんにちは。冨樫純です。 独学で、政治学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 「リウィウス論」 マキアヴェリのもう一つの主著に「リウィ ウス論」がある。 この本の中でマキアヴェ…

『君主論』

こんにちは。冨樫純です。 独学で、政治学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 『君主論』 マキアヴェリにおいて政治学の伝統は大きな変化を見せる。 それを象徴するのが、stato と…

イタリア都市国家の発展

こんにちは。冨樫純です。 独学で、政治学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル イタリア都市国家の発展 「12世紀ルネサンス」の時期、ヨーロッパの各地 で都市の勃興が見られるよう…

トマス・アクィナスの思想

こんにちは。冨樫純です。 独学で、政治学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル トマス・アクィナス トマスの主著である 『神学大全』によれば、人間の理性は感覚によって経験的に知…

ソールズベリのジョンの思想

こんにちは。冨樫純です。 独学で、政治学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル ソールズベリのジョン 12世紀ルネサンスを代表する知識人にソールズベリのジョン がいる。 イングラン…

12世紀ルネサンス

こんにちは。冨樫純です。 独学で、政治学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 12世紀ルネサンス 聖俗の両権が並立するかたちでヨーロッパ社会が安定を見せる中「12世紀ルネサンス」…

教皇の地位

こんにちは。冨樫純です。 独学で、政治学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 両剣論 キリスト教共同体として発展したヨーロッパ社会 は、信仰を基盤とする社会であった。 しかしな…

封建社会とは

こんにちは。冨樫純です。 独学で、政治学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 封建社会と法 ヨーロッパとは、いかなる社会であったか。 常備軍も官僚制も存在せず、一人一人の市民…

教皇とカトリック

こんにちは。冨樫純です。 独学で、政治学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 古代一中世 近代? 395年に東西に分割されたローマ帝国は、その後二度と統一されることはなかった。 と…

能動的に学ぶ

こんにちは。冨樫純です。 本を紹介します。 ①この本を選んだ理由 シリーズ全部読んだ方がいいと思い、購入しました。 ②こんな本です 『生き抜く力を身につける』 中学生からの大学講義 5 ちくまプリマー新書 自由なはずの社会で、私たちは息苦しさを感じて…

キリスト教における時間

こんにちは。冨樫純です。 独学で、政治学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル キリスト教における時間 キリスト教における独特な時間のイメージについてふれておきたい。 ヘブライ…

自由意志と悪

こんにちは。冨樫純です。 独学で、政治学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 自由意志と悪 人間の自由意志を強調するペラギウス派に対して、アウグスティヌスは神の全能を説いた。…

国家強盗団説

こんにちは。冨樫純です。 独学で、政治学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 国家強盗団説 アウグスティヌスによれば、この世には、「神を中心として霊に生きる人々」と「自己を中…

アウグスティヌスの論争の生涯

こんにちは。冨樫純です。 独学で、政治学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 論争の生涯 現世を超えた価値を求めたキリスト教であるが、皮肉なことに、その信徒の数が増大するにつ…

初期キリスト教徒の共同体

こんにちは。冨樫純です。 独学で、政治学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 初期キリスト教徒の共同体 キリスト教徒の共同体は、その初期においてすでにユダヤ民族の枠を超え出身…