とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

2022-04-01から1ヶ月間の記事一覧

闘争を楽しむ心理

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 「ゲームのエロス」と闘争 純粋に闘争そのものが目的とされ、それが楽しまれるということもある。 い…

闘争が引き起こされる条件

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 闘争が引き起こされる条件 人間にもともとそなわる「衝動」や「本能」といったものだけから闘争や競争…

他者の否定と個性

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 目的としての闘争と手段としての闘争 ほかの人間と競い合うという状態が人間の「生」といかに切り離さ…

闘争の積極的意義

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 闘争は社会関係形成の力をもつ 競争や反対という要素が現実に統一や調和といかに結び付いているか? た…

対立のない社会は現実的か

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル ダンテの楽園と現実の社会 私たちはややもすると、反対や対立や争いが全くない社会を理想の社会として…

「闘争」の積極的な意味

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 「闘争」の積極的な意味 人間どうしが「争うこと」は、社会学的に「意味を帯びた」関係であるというこ…

競争がない社会はあり得るのか

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 闘争・競争をめぐる理念と現実とのギャップ たとえば、私が小中学生のころには考えられなかったことだ…

 「秘密」と人間関係

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 「秘密」は人間関係に奥行きをもたらす ジンメルの「秘密」論から浮き彫りになってくることを最後にも…

溶けあいたいという欲望

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル あますところなく溶けあいたいという欲望 近代的な婚姻がもっている次のような「誘惑」、とりわけ「最…

近代以前の結婚観

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 親密な夫婦関係がはらむ危機 ジンメルは、現(近)代になってはじめて「親密性」を核とする「夫婦関係」…

女子校育ち

こんにちは。冨樫純です。 本を紹介します。 ①この本を選んだ理由 以前から彼女のコラムが気になっていたので、読んでみようと思いました。 ②こんな本です 『女子校育ち 』 辛酸 なめ子著 ちくまプリマー新書 女子100%濃密ワールドで洗礼を受けた彼女たちは…

親密さと秘密

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 「親密な関係」における秘密の役割 さて、次に第三の人間関係の類型と秘密の関係をみていこう。 それ…

つい伝わってしまうこと

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル つい伝わってしまうこと 配慮(そしてプライバシー)とコミュニケーションの問題は、およそ次の二つの面…

配慮と人間関係

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 「知人関係」という距離のとり方 「目的結合」に代表されるように相手の、人格的側面に全く顧慮しない…

「信頼」の重要性

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 不確かさを前提とした人間関係の距離 「秘密」は、人間の「人格」がどれほど関わっているかという観点…

「伝えきれない世界」は残る

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル いずれにせよ「伝えきれない世界」が残る ジンメルにとって「秘密」とはどんな意味をもつ態度の取り方…

嘘の功罪

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 「虚言 (嘘)」のところもつマイナスとプラスの働き 「虚言(嘘)」が社会関係形成にとってもつ働きから…

期待されたイメージへのささやかな抵抗

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 期待されたイメージへのささやかな抵抗 「他者」とは、「私」に対して私の許可なく勝手にある全体的イ…

「他者を知る」とは

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 「他者を知る」手だては何か 私たちが「他者を知る」のは、まずどんなかたちでだろうか。 それが「類…

「距離」がゼロであること

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 「距離」がゼロであること―人間関係形成の不可能点 ジンメルがもち出すアイデアは、「秘密」(をもつ/…

「他者」との距離をどのようにとればいいのか

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 「他者」との距離をどのようにとればいいのか そもそも自分以外のほかの人が、自分にとってまさに「他…

「ほんとう」への希求

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 「ほんとう」への希求―あるエピソードから ある人(Aさんとしよう)がもう一人の人(Bさんとしよう)に自…

自分の世界で生きるとは

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 自分にとって大事な、意味のある「世界」 ややもすると私たちは、ほかの人間とほんとうの付き合いをし…

社会の求めるものと「ほんとうの私」のバランス

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 社会の求めるものと「ほんとうの私」のバランス ジンメルの「相互作用論的社会観」に立てば、「ほんと…

コミュニケーションが成立するとは

こんにちは。冨樫純です。 本を紹介します。 ①この本を選んだ理由 社会学を独学で学んでいて、コミュニケーションに興味があり、読んでみようと思いました。 ②こんな本です 『コミュニケーションの社会学 』 長谷 正人 他1名 有斐閣アルマ 遊び、笑い、喧嘩…

生きるのに不器用な女の子たち

こんにちは。冨樫純です。 本を紹介します。 ①この本を選んだ理由 「一万円選書」で有名な岩田 徹さんが、いろんな人に選書したものです。 小説をあまり読まないぼくですが、気になったので購入しました。 ②こんな本です 『カーテンコール! 』 加納 朋子著 新…

本当の自由とは

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル どういうときにほんとうに自由なのか 一般的にいって自由とは、自分の意志にしたがった行為が何の拘束…

シフト調整の苦労

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 看護の現場における社会的側面と社会外的側面の緊張関係 ちょっと話が変わるが、私は、あるきっかけか…

個性は存在するのか

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 人格の固有性 人間とは状況状況において期待される役割を演じるだけの存在であり 、その人そのものの…

自由とは

こんにちは。冨樫純です。 本を紹介します。 ①この本を選んだ理由 哲学系の動画で紹介されていて、おもしろそうだと思い、購入しました。 ②こんな本です 『自由はどこまで可能か』 リバタリアニズム入門 森村 進著 講談社現代新書 裁判は民営化できる、国債…