こんにちは。冨樫純です。
哲学や社会学に興味があり、それに関連する本を読んでいます。
そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。
タイトル
「生んでくれなんて頼んでない」
「生んでくれなんて頼んでない」。
この言葉を、親に向かって言ってしまったことがある人はいるでしょうか。
あるいは、言いたいと思ったことがある人はいるでしょうか。
もし言ってしまったとしたら、おそらく親御さんは傷ついたことでしょう。
「なんてひどいことを言うんだ」と怒ったかもしれません。
「育ててやったのに」と悲しんだかもしれません。
周りの大人からは「親不孝者」とたしなめられたかもしれません。
テレビドラマや映画では、この言葉を言う子どもは、たいてい 反抗期の問題児として描かれます。
親に感謝できない、わがままな子どもというイメージです。
学校でも、「親に感謝しましょう」「お父さん、お母さん、ありがとう」という教育が行われます。
学校行事で、親への感謝の手紙を書かされた経験がある人もいるかもしれません。
でも、ここで少し立ち止まって考えてみてください。
この「生んでくれなんて頼んでない」という言葉は、本当に「ひどい」のでしょうか。
冷静に考えてみると、「生んでくれなんて頼んでない」というのは、単純な事実を述ベるだけです。
生まれる前のあなたは、まだ存在していませんでした。
存在していない人が、何かを頼むことはできません。
だから、生んでくれと頼んだ覚えがないのは、
当たり前のことなのです。
頼んで生まれてきた人など、この世界に一人もいません。
これは、誰にでも当てはまる普遍的な事実です。
あなただけではありません。
あなたの親も、親の親も、そのまた親も、誰一人として「生んでくれ」と頼んで生まれてきた人はいないのです。
感想
生んでくれと頼んだ覚えがないのは、当たり前のことなのです。
頼んで生まれてきた人など、この世界に一人もいません。
という箇所がおもしろいと思いました。
たしかに、頼んで生まれてきた人はいないと思いました。
下記の本を参考にしました
『生まれてよかったか?』
はじめての反出生主義
小島 和男
ちくまプリマー新書