とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧

人種差別と表現の自由

こんにちは。冨樫純です。 「人種差別と表現の自由」についてのコラムを紹介します。 いかに差別をなくすことが難しいかを感じざるを得ません。 アメリカ合衆国では、建国以来の人種問題がいまだに深刻で、1996年10月3日のロス・アンジェルス地方裁判所での…

産む、産まない自由

こんにちは。冨樫純です。 「産む自由・産まない自由」についてのコラムを紹介します。 ぼくは、胎児を別個の独立した命とは考えないので、中絶する権利を自己決定権として保障するべきだと思います。 女性が胎児を中絶する権利を自己決定権として保障するべ…

どこまでが個人情報か

こんにちは。冨樫純です。 「情報公開法・個人情報保護法の成立」についてのコラムを紹介します。 個人情報やプライバシーに敏感な現代において、法律でその範囲を決めることには賛成です。 1999年、長年の懸案事項であった情報公開法(正式名称は「行政機関…

日本国憲法のかなづかい

こんにちは。冨樫純です。 「日本国憲法のかなづかい」についてのコラムを紹介します。 現代でも、法律の条文は難しく書いてある印象を受けますが、昔はもっと読みにくかったのかと想像します。 法律の文章はもともと漢字とカタカナを使い、濁点も句読点もな…

外国人の選挙権

こんにちは。冨樫純です。 「在外国民の選挙権」についてのコラムを紹介します。 定住外国人に選挙権を認めるのは、賛成です。 日本人以上に、日本の政治のことを考えている外国人もいると思うからです。 ヨーロッパでは相互主義の原則が確立されていて、EU…

児童の権利条約とは

こんにちは。冨樫純です。 「児童の権利条約」についてのコラムを紹介します。 「子どもたちを保護し、子どもたちの権利を保障すること」は大事なことだとは思いますが、なぜこの条約を導入することになったのか、その背景は気になるところです。 子どもたち…

国際結婚の失敗

こんにちは。冨樫純です。 「国際結婚の失敗の後始末―子の奪取条約」についてのコラムを紹介します。 離婚が増えていると言われますが、国際結婚でもやはり失敗することはあると思いました。 最近は国際結婚が増大しているが、その一方で国際結婚の失敗、つ…

懲罰的損害賠償とは

こんにちは。冨樫純です。 「懲罰的損害賠償判決の承認」についてのコラムを紹介します。 ぼくも、懲罰的損害賠償には反対です。 「やり過ぎ感」があるやはりあるからです。 アメリカでは、不法行為に基づく損害賠償訴訟などで加害者の悪性が強い場合に、実…

裁判の迅速化

こんにちは。冨樫純です。 「裁判の迅速化」についてのコラムを紹介しま す。 裁判の迅速化のための法律があることに驚きました。 また、素朴な疑問として、なぜ遅れるのかと思いました。 「思い出の事件を裁く最高裁」 これは、小泉純一郎首相(当時)が、司…

勾留とは

こんにちは。冨樫純です。 身近な警察用語を紹介します。 勾留 定期間身体を拘束する強制処分であるが、被疑者の勾留と被告人の勾留の区別がある。 被疑者勾留は逮捕された人に限り、これに引き続き行われる処分で、検察官の請求に基づき裁判官が令状(勾留状…

逮捕とは

こんにちは。冨樫純です。 身近な警察用語を紹介します。 逮捕 罪を犯したと疑われる者(被疑者)の身体を拘束し、証拠を隠滅したり逃亡するのを防ぐために、一定の時間強制的にその身体・行動の自由を奪う処分である。 裁判官の発付する令状によって行われる…

犯罪被害者と刑事手続

こんにちは。冨樫純です。 「犯罪被害者と刑事手続をめぐる新たな動向」についてのコラムを紹介します。 犯罪被害者が注目され、法律の成立まで至った背景が知りたいと思いました。 2004(平成16)年に、犯罪被害者がその尊厳にふさわしい処遇を保障される権利…

少年法とは

こんにちは。冨樫純です。 「少年犯罪と少年法 」についてのコラムを紹介します。 個人的には、犯罪は犯罪なので、少年であっても刑法で扱うべきだと思います。 少年法は、罪を犯した少年(20 歳未満の者、少年 法2条)について、その健全な育成と保護の理念(…

裁判の外科型審理とは

こんにちは。冨樫純です。 「歯医者型審理から外科型審理へ」についてのコラムを紹介します。 刑事事件は審理が長いイメージは元々ありましたが、民事事件もそうだったことを学びました。 従来型の民事訴訟は、1回あたりの審理時間が非常に短く、1カ月ないし…

迅速な裁判

こんにちは。冨樫純です。 「小額訴訟」についてのコラムを紹介します。 裁判は時間がかかるイメージが強いですが、この制度はそのデメリットを改善したようです。 1996年の民事訴訟法改正で、簡易裁判所に少額訴訟の制度が新たに導入された。 これは30万円…

保守主義とは

こんにちは。冨樫純です。 本を紹介します。 ①この本を選んだ理由 社会学の講義をしている動画にハマっていて、その先生が薦めていたので、読んでみようと思いました。 ②こんな本です 『保守主義とは何か』 反フランス革命から現代日本まで 宇野 重規著 中公…

動物が訴訟原告となるか

こんにちは。冨樫純です。 「動物当事者 アマミノクロウサギ訴訟」についてのコラムを紹介します。 農産物を荒らす動物の報道を見ても、動物にも訴訟を起こす資格があってもいいのではないかと思いました。 近年、奄美大島に生息するアマミノクロウサギを原…

法科大学院の現状

こんにちは。冨樫純です。 「法科大学院の過去、現在、未来」についてのコラムを紹介します。 法科大学院の開校の際には、賛否両論あったようですが、現状では否定論の方が説得力があると感じました 法科大学院は、2004年に開校した。 全盛期には、全国で74…

裁判所職員と天下り

こんにちは。冨樫純です。 「裁判所職員と天下り」についてのコラムを紹介します。 天下りは官僚の特権のイメージだったのですが、裁判官にもある事実に驚きました。 裁判所の職員も公務員である以上、天下りが問題となる。 ただ、裁判所は他の中央省庁と異…

弁護士事務所の経営

こんにちは。冨樫純です。 「弁護士事務所の経営」についてのコラムを紹介します。 弁護士が複数いる事務所が6%という事実に驚きました。 もっと多いイメージだったので。 残業も多いことや、収入の半分くらいが経費になることにも、驚きました。 弁護士も経…

弁護士の1日

こんにちは。冨樫純です。 弁護士C氏の1日を紹介します。 テレビドラマとどう違うかなどおもしろそうだと思いました。 8:00 起床。 9:30 事務所に出勤。 C氏の事務所は弁護士 15人・事務員 30人の、この地方では比較的大型の事務所である。 C氏は他の2人の弁…

検察官の1日

こんにちは。冨樫純です。 検察官B氏の1日を紹介します。 テレビドラマとどう違うかなどおもしろそうだと思いました。 8:00 起床。 9:30 官舎前からバスに乗り、10分ほどで地方検察庁に登庁。 B氏は検事に任官して10年目。 以前勤めた大規模庁では公判部に所…

裁判官の1日

こんにちは。冨樫純です。 裁判官 A氏の1日をを紹介します。 一日中判決を下しているのか、そうならば何件くらい処理しているのか、などおもしろそうだと思いました。 7:00 起床。 9:30 官舎に住む同僚2人と一緒に官用車で登庁。 A氏の所属する裁判部は一般…

近代化された裁判所

こんにちは。冨樫純です。 「最も近代化された裁判所」についてのコラムを紹介します。 身近な裁判所をアピールするために、近代化したそうですが、裁判員も傍聴も、この「身近な裁判」の一環なのだろうかと感じました。 東京簡易裁判所に1歩足を踏み入れる…

理想の裁判官とは

こんにちは。冨樫純です。 「『家裁の人』と「家裁の人」」についてのコラムを紹介します。 裁判官だけではなく、検事や弁護士もテレビドラマになることはありますが、鵜呑みにせず、現実を意識することが大事だと思いました。 漫画『家栽の人』の主人公、桑…

驚くべき結果

こんにちは。冨樫純です。 本を紹介します。 ①この本を選んだ理由 社会学の講義をしている動画にハマっていて、その先生が薦めていたので、読んでみようと思いました。 ②こんな本です 『「原因と結果」の経済学』 データから真実を見抜く思考法 中室牧子 他1…

法廷傍聴の心得

こんにちは。冨樫純です。 「法廷傍聴のすすめ」についてのコラムを紹介します。 裁判が傍聴できるのは、より身近に法律を感じてもらうためだと思いました。 それでも、敷居が高く感じるのはぼくだけではないと思います。 裁判の実際に興味をもった人が、ま…

犬の立入りを禁じるとは

こんにちは。冨樫純です。 「犬の立入りを禁じる」についてのコラムを紹介します。 文字通りに解釈することの危険性を学びました。 レストランに「犬の立入りを禁止する」という注意書きがある場合に、飼っている猫を連れて入ることはできるか。 この場合、…

社会科学の最も重要な目的とは

こんにちは。冨樫純です。 「アクション・リサーチ」についてのコラムを紹介します。 理想的だとは思いますが、社会科学が社会や制度の改善に資することは大事なことだと思いました。 「アクション・リサーチ」という語を学術論文の中で初めて用いたのはレヴ…

センス・メイキングとは

こんにちは。冨樫純です。 「日常の意思決定におけるセンス・メイキング」についてのコラムを紹介します。 日本の企業な意思決定がスピード感に欠けると言われていますが、その原因がこのプロセスにあるのではないかと思いました。 経営学者のドラッカーは、…