とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧

パウロの功績

こんにちは。冨樫純です。 独学で、政治学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル パウロ イエスの教えをユダヤ人の共同体を超えて、広く地中海世界に伝えるとともに、初期のキリスト教…

読書について

こんにちは。冨樫純です。 本を紹介します。 ①この本を選んだ理由 古典に興味がありますが、いきなり難しいのは挫折するので、読みやすいものを選びました。 ②こんな本です 『読書について 』 アルトゥール ショーペンハウアー 他2名 光文社古典新訳文庫 読…

イエスの出現

こんにちは。冨樫純です。 独学で、政治学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル イエスの出現 『新約聖書』 において、四福音書と呼ばれるマタイ、マルコ、ルカ、そしてヨハネによる…

ユダヤ教という起源

こんにちは。冨樫純です。 独学で、政治学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル ユダヤ教という起源 ローマが元首政へと移行して間もない時期、ローマ帝国の周辺部ユダヤの地で、キリ…

タキトゥスの思想

こんにちは。冨樫純です。 独学で、政治学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル タキトゥス 結局、キケロらの努力にもかかわらず、ローマの共和政は終焉を迎えた。 アウグストゥスに…

ギリシアとローマの違い

こんにちは。冨樫純です。 独学で、政治学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル ギリシアとローマの違い ギリシアとローマの違いをまとめておこう。 同じような都市国家から出発した…

ポリス世界の衰退

こんにちは。冨樫純です。 独学で、政治学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル ポリス世界の黄昏 古代ギリシアの地に開花したデモクラシーであるが、その全盛期は長く続かなかった。…

アリストテレスの政体論

こんにちは。冨樫純です。 独学で、政治学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 政体論 ギリシアの諸ポリスは統一されることがなく、それぞれの国制(ポリテイア)を発展させた。 さな…

人柄重視の選挙

こんにちは。冨樫純です。 本を紹介します。 ①この本を選んだ理由 ブックオフで安く売っていたので、購入しました。 大学生の教科書がおもしろいという理由もあります。 ②こんな本です 『はじめて出会う政治学』第3版 構造改革の向こうに 北山 俊哉 他2名 有…

アリストテレスの理想

こんにちは。冨樫純です。 独学で、政治学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル ポリス世界と『政治学』 現実のポリス世界とのかかわりにおいても、プラトンとアリストテレスの間には…

学問の体系

こんにちは。冨樫純です。 独学で、政治学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 学問の体系 ギリシア文明の獲得した認識、経験した活動を集積・体系化したとされるアリストテレスは、…

プラトンとアリストテレス

こんにちは。冨樫純です。 独学で、政治学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 形而上学 私たちが暮らすこの世界においては、すべてがたえず変化している。 しかしながら、真に実在…

プラトンの思想

こんにちは。冨樫純です。 独学で、政治学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 「ゴルギアス」と「国家」 自らが「よく生きる」ことをめざしたソクラテスは、なぜ死に追い込まれたの…

ソクラテスの主張

こんにちは。冨樫純です。 独学で、政治学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル ソクラテスの登場 知的動揺期にソクラテスは現れた。 ちなみに彼は1冊の著作も残しておらず、その言行…

オウムの影響

こんにちは。冨樫純です。 本を紹介します。 ①この本を選んだ理由 シリーズ全部読んだ方がいいと思い、購入しました。 ②こんな本です 『揺らぐ世界 』 中学生からの大学講義 4 立花 隆 他2名 ちくまプリマー新書 紛争、格差、環境問題…。 グローバル化が進ん…

モーセの十戒とは

こんにちは。冨樫純です。 本を紹介します。 ①この本を選んだ理由 以前から、大まかに宗教を学びたいと思っていたので、購入しました。 ②こんな本です 『教養としての宗教入門 』 基礎から学べる信仰と文化 中村 圭志著 中公新書 宗教とは何か―。 信仰、戒律…

法は絶対か

こんにちは。冨樫純です。 独学で、政治学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 法は絶対か ギリシア人は、この世界には何かしら神聖な秩序が存在すると考えていた。 それゆえ、人は…

デモクラシーと哲学

こんにちは。冨樫純です。 独学で、政治学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル デモクラシーと哲学 古代ギリシア人はいろいろなものを「発明」したが、とりわけ重要なのは、やはりデ…

ギリシア人にとって意味ある人生とは

こんにちは。冨樫純です。 独学で、政治学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 自由・正義・法 古代ギリシアにおけるポリス世界にとって大事件となったのが、 前 492年に始まったペ…

デモクラシーの成立

こんにちは。冨樫純です。 独学で、政治学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル デモクラシーの成立 東方の大帝国と比べれば、人口も領域も比較にならない小国家であったポリスである…

ボリスの誕生

こんにちは。冨樫純です。 独学で、政治学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル ボリスの誕生 政治思想史の知的冒険は、紀元前8世紀の古代ギリシアから始まる。 なぜだろうか。高校の…

政治思想の始まり

こんにちは。冨樫純です。 独学で、政治学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 政治思想の始まり 政治を語るための概念の多くは、古代ギリシアに起源をもっている。 そもそもの「政…

グローカリズムという視点

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル グローカリズムという視点 経済グローバリズムの嵐は、各国・各地域に固有の生活世界を市場原理によっ…

新しい価値を模索する時代

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 新自由主義の暴挙? 世界で唯一の超大国となったアメリカが、その流儀を世界に押しつけているのがグロ…

グローバル化の対応策

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 何をなすべきか グローバル化の悪夢を前に、私たちは何をなすべきか。 「人間が非対称の非を悟り、人…

21 世紀の 「人類の不幸」

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 21 世紀の 「人類の不幸」 「同時多発テロ」以来、「反テロ戦争」 がブッシュ アメリカ大統領らによっ…

米がお金だった日本

こんにちは。冨樫純です。 本を紹介します。 ①この本を選んだ理由 商社マンと日本で働く外国人の対談形式で書いあり、おもしろそうなので、購入しました。 ②こんな本です 『ふしぎな日本人』 外国人に理解されないのはなぜか 塚谷 泰生 他1名 ちくま新書 日…

まず大金を用意する

こんにちは。冨樫純です。 本を紹介します。 ①この本を選んだ理由 以前から気になっていた立花隆さんの本で、彼の少年時代の読書歴にも興味があったので購入しました。 ②こんな本です 『ぼくはこんな本を読んできた』 立花式読書論、読書術、書斎術 立花 隆…

「幸福の加算」と「不幸の減算」 という発想

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 「幸福の加算」から「不幸の減算」 へ 幸福の加算という発想は功利主義以来、根強いものがある。 それ…

人類の幸福とは

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 人類の幸福とは 「人類の幸福」というとき、当然のことながらそれは「個人の幸福」というものとは区別…