とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

没個性化とは

こんにちは。冨樫純です。

 


本を紹介します。

 


①この本を選んだ理由

 


心理学を独学で学んでいます。

 


大学生のテキスト、入門書として有名なものらしいので、読んでみようと思いました。

 


②こんな本です

 


『心理学』第5版

 鹿取 廣人 他2名

 東京大学出版会

 

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心理学の全体像を見通し、体系立てて学べる定番テキストの第5版補訂版。

 


新たに編者を迎え、4章(記憶関連部分)を全面的にアップデート。

 


その他、認知神経科学関連の情報を中心に、内容を補充。

 


概要をつかみたい初学者から、ポイントを押さえて復習したい大学院受験者まで、幅広いニーズに対応。

 


③こんな言葉が印象に残りました

 


不特定多数の人々の偶然の集まりが、漠然とした一体感をもつ場合に群集と呼ばれる。

 


群集はときには攻撃的になり、ときには不安に駆られて逃走する。

 


個人がこのような群集の中に埋没して、1人の人間としてのアイデンティティを喪失してしまう場合がある。

 


これを没個性化という。

 


ジンバルド (1970)によると、没個性化は、①匿名性が保証されている。 ②責任が分散されている

③興奮している、④感覚刺激が多過ぎる、などの場合に生じる。

 


このような条件のもとでは、自分自身を評価することをやめてしまい、他の人から評価を受けることへの不安も薄れ、本来ならば行動を抑制するはずの罪、恥、恐怖感が機能しなくなる。

 


その結果、情動的・衝動的・非合理的な行動が出現し、同時に反応性が高まって、周囲の行動的な人の行動に感染することが多くなる。

 


(本文より引用)

 


④この本が気になった方への2冊はこちら

 


『心理学』新版

   無藤 隆 他2名

   有斐閣

 


『よくわかる臨床心理学』改訂新版

  下山晴彦

  ミネルヴァ書房

 


⑤ 感想

 


全体的に少し難しく感じました。

 


特に、認知神経科学関連の所でそう感じました。

 


興味を持ってくれた方はいるでしょうか?

興味を持った方は、是非読んでみてください。