とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

2023-03-01から1ヶ月間の記事一覧

死は社会的なもの

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 死は社会的なもの 生物的な死は個人的な出来事ですが、死そのものは社会的な出来事です。 人の死の始…

死をワクワクして待つ人びと

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 死をワクワクして待つ人びと みなさんは死ぬことが怖いでしょうか? 突然がん宣告を受けて余命数ヶ月と…

現代人は孤独に耐えられない?

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 内部指向型から他人指向型へ ウェーバーが描いたのは資本主義における初期の段階であり、いまでは何か…

禁欲と仕事

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 禁欲する仕事の成功 マルクスがとらえた労働は、基本的に人間を疎外するという前提に立っていますが、…

疎外された労働

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 疎外された労働 なぜ仕事がつまらなくなり、時として仕事に人間が飲みこまれてしまうのか。 それを真…

母性愛の神話

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 母性愛の神話 感情の結びつきが家族の定義のなかにありましたが、じつはこれも近代につくられたもので…

「2人っ子革命」とは

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル きょうだいは何人? 2人っ子革命 子どもの数に着目します。 女性の出生児数(生涯に産んだ子どもの数) …

恋愛結婚は昔からある

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル ふつうの人は昔から恋愛結婚 みなさんが誤解するのも当然です。その原因のひとつは、歴史の教科書の問…

役割演技・役割期待

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 役割演技・役割期待 わたしたちは、その場の雰囲気にあった役割を演じています。これを役割演技といい…

不関与のルール

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 不関与のルール しばしば都会の人は冷たいといわれますが、それは違います。 もし都会でみんなに対し…

非行とレッテル

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 「メガネ」 「ブタ」 大村英昭さんの 「非行のリアリティ」という名著から、少年犯罪について一つひと…

「寝たきり老人」はいない?

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 「寝たきり老人」はいない? ソーシャルサービス(社会福祉)を専門としている大熊由紀子さんが書いた『…

動物園の見せ方

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 動物園をプロデュースする 偽装事件はもちろんわたしたちの安全を脅かすわけですが、ただこの種の事件…

産地偽装

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 産地偽装 一人暮らしをしているあなたは、スーパーで夕飯などの買い物をしますよね。そこでわたしたち…

タダの家政婦さん

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル タダの家政婦さん お母さんは基本的にこうしたさまざまなたいへんな仕事を無償(タダ)でやっています。…

秀才の作り方

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 秀才の作り方 人間の能力は生まれつきではなく、社会的につくられるもの、本人も周囲もそう思い込んで…

セックスとジェンダー

こんにちは。冨樫純です。 独学で、社会学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 社会や文化がないと性(セックス) は生まれない セックスがあってはじめてジェンダーが生まれる、と強…

「デモクラシー」の変遷

こんにちは。冨樫純です。 独学で、政治学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル デモクラシーの世紀 20世紀とはデモクラシーの世紀であった。 西洋政治思想の歴史において、デモクラ…

オーウェンとプルードンの思想

こんにちは。冨樫純です。 独学で、政治学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル オーウェンとプルードン イギリスのロバート・オーウェンは、自ら工場経営者として産業革命の現実を眼…

J.S. ミルの思想

こんにちは。冨樫純です。 独学で、政治学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル J.S. ミル トクヴィルと同時代のイギリスを生きたのが、ジョン・スチュアート・ミル である。 トクヴ…

トクヴィルの懸念

こんにちは。冨樫純です。 独学で、政治学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル デモクラシー社会の危険性 トクヴィルはアメリカのデモクラシーが理想的であるといったわけではない。…

トクヴィルの思想

こんにちは。冨樫純です。 独学で、政治学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル トクヴィル コンスタンの問題意識を継承したのが、 アレクシ・ド・トクヴィルである。 トクヴィルは「…

人間は社会的動物か

こんにちは。冨樫純です。 独学で、政治学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 「フランス革命の省察」 フランス革命の報に接し、イギリスの世論ははじめ好意的であった。 中にはフ…

バーグの議会・政党論

こんにちは。冨樫純です。 独学で、政治学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル バーグの議会・政党論 バークの考え方は、有名な「ブリストル演説」 にもうかがえる。 バークによれば…

トマス・ペインの思想

こんにちは。冨樫純です。 独学で、政治学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル トマス・ペイン イギリスから独立するか、あるいは和解するか。 逡巡を続ける植民地人を後押ししたの…

「社会契約論」

こんにちは。冨樫純です。 独学で、政治学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 「社会契約論」 ルソーはまず、権力の正当性に問題をしぼった。 人はなぜ服従しなければならないのか…

「人間不平等起源論」

こんにちは。冨樫純です。 独学で、政治学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 「人間不平等起源論」 きっかけは再び懸賞論文であった。 今度のテーマは「人間の間において不平等は…

ヒュームの思想

こんにちは。冨樫純です。 独学で、政治学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル ヒューム スコットランド啓蒙と、カントリ派とコート派の論争の結節点に位置するのがヒュームである。…

啓蒙とは何か

こんにちは。冨樫純です。 独学で、政治学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 啓蒙とは何か 啓蒙についてはいろいろな理解がありうるが最もよく知られているのは、イマヌエル・カン…

カフェは議論の場

こんにちは。冨樫純です。 独学で、政治学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 新たな知の拠点とネットワーク 宗教内乱の記憶がようやく過去のものになりつつあった18世紀 ヨーロッ…