こんにちは。冨樫純です。
独学で、社会学を学んでいます。
そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。
タイトル
不殺生が富を独占する
死が社会的に決定し、 富に結びつく興味深い例としてインドのジャイナ教が挙げられます。
ジャイナ教は不殺生、つまり生き物を殺さない教えを守っています。これは偶発的な殺生も許されない徹底ぶりです。
息を吸って飛んでいる虫をうっかり死なせてしまうことを避けるために、信者は口の前に小さな衝立を取り付け、不意に虫が口の中に入らないようにしています。
また、虫を踏みつける危険があるので裸足で歩
き、地中の虫を殺してしまわないように基本的に農耕をしません。
そのため職業も限られてきます。
さて殺生をしない職業とはどのようなものが考えられるでしょう。金融、金細工、宝石製造など座ったまま従事できる仕事が多く存在しています。
独立前のインド人口の約1%しか信者はいませんでしたが、全インドの富の半分を彼らが握っていました。外には出ずに仕事に励んでいたので、大きな蓄財ができたのです。
感想
インド人が金融やITに強いのは、ジャイナ教の影響があるのかもしれないと思いました。
下記の本を参考にしました
『体感する 社会学』
金菱 清著