こんにちは。冨樫純です。
独学で、政治学を学んでいます。
そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。
タイトル
アメリカの議会はがんばっているのか?
日本の国会にくらべてアメリカの議会は活発であるといわれる。
議員立法が盛んに行われているから、ということのようだ。
たしかに、そのとおりだろう。
日本でも、アメリカ議会に学べという声もあり、政策担当秘書制度はこのような声に応えて設けられた。
しかし、 厳密な三権分立がとられているアメリカにおいて、形式的にはすべての法律は議員立法である。
大統領には法案提出権がないからである。 大統領は議員の誰かに法案提出を依頼することができるだけである。
また、議員が法案を活発に提出するといっても、それがどの程度まで真剣に検討されたものかはわからない。
ある年の上院では800 以上の法案が提出されたが、およそ9割は審議のごく初期の段階で廃案となっている。
提出する議員も、選挙民に努力した姿を見せることができればそれで十分だという気持ちがあるので、法案の内容をそれほど検討せずに提出することが多いためである。
そのために、議員のスタッフを半分に減らせという声すら上がっている。そうすれば多くの無駄な法案が提出されることもないだろうというわけである。
感想
日本では官僚が法案を作成すると言われますが、アメリカでは違うようです。
下記の本を参考にしました
『はじめて出会う政治学』
構造改革の向こうに
北山 俊哉 他2名
有斐閣アルマ