とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

自殺を止めるには

こんにちは。冨樫純です。

 


独学で、社会学を学んでいます。

 


そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。

 


タイトル 

 


身をささげる対象の喪失

 


女性<男性、田舎<都市、 戦時<平時、カトリック<プロテスタント、家族密<家族疎、既婚者<未婚者で、それぞれ後者の自殺率が高くなります。

 


ここからどのような法則が見いだせるのか、考えてみてください。

「ある個人の属する社会集団の統合の程度と自殺率は反比例する」といえます。

 


つまり、個人はひとりで生きるわけではなく、所属集団との関係が薄っぺらになると、それが自殺を引き起こす誘因になってしまうのです。

 


生きがいを失ったという意味にとらえればいいと思います。

 


「集団に統合されないほど自殺率が高い」とは、逆にいえばつぎのようになります。

 


「人は已れ自身を目標にしては生きられない」

 


つまりこういうことです。何かに身をささげるという献身の対象を喪失することが、自殺を生み出すのです。

 


誰かや何かに対して身をささげることがないと、どうなるでしょうか? 感情が枯渇してしまいます。

 


感想

 


「家族のため、大切な人のために生きる」という考え方は、綺麗ごとのようですが、自殺者を減らすには大事なことだと思いました。

 


下記の本を参考にしました

 


『体感する 社会学

 金菱 清著

 新曜社

 

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