とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

マスメディアはどこまで人に影響するのか

こんにちは。冨樫純です。

 


独学で、政治学を学んでいます。

 


そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。

 


タイトル 

 


マスメディアはどこまで人に影響するのか

 


マスメディアが実際の政治において大きな影響力をもっていると言われる。

 


では、マスメディアが政治に影響を及ぼすとして、その程度はどれくらいだろうか。

 


どの程度人々の考え方に影響を与えるのだろうか。 この点をめぐっては、その力を大きいと考える「強力効果論」 と、それほど大きくないと考える「限定効果論」 が対立してきた。

 


強力効果論の中には、メディアの報道が政治の世界における争点を設定 (議題設定) することに注目するものや、メディアが報道する際のフレーム (報道の仕方) が人々が物事を見るフレームに影響すると考えるものがある。

 


たとえば、自由貿易を消費者としてのフレームで

報道すれば、外国で生産されたものが安く手に入るようになり選択の幅が増えたと考えることになるのに対して、 生産者としてのフレームで報道すれば、輸入品に押されて国産メーカーが苦しくなり日本経済が困るというふうに考えることになるのかもしれない。

 


これに対して限定効果論は、人々はメディアの報道でも、自分が見たいと思うもの、聞きたいと思うものを選択して受け入れるので、メディアの影響はそれほど大きくないと考える。

 


小泉内閣時代におけるメディアの影響を研究した池田謙一は、メディアの報道が人々の投票行動に一定の影響を与えたものの、その効果はそれほど大きくはないことを示している。

 


感想

 


個人的には「限定効果論」の方が説得力があるように思います。

 


全く影響が無いとは考えにくいからです。

 


下記の本を参考にしました

 


『はじめて出会う政治学

 構造改革の向こうに

 北山 俊哉 他2名

 有斐閣アルマ

 

flier(フライヤー)