とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

役割演技・役割期待

こんにちは。冨樫純です。

 


独学で、社会学を学んでいます。

 


そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。

 


タイトル 

 


役割演技・役割期待

 


わたしたちは、その場の雰囲気にあった役割を演じています。これを役割演技といいます。

 


ひとつの役割だけでなく、複数の役割が期待される場合もあります。 たとえば患者に対する医師の役割です。

 


医師には、じつは2つの矛盾する役割期待があります。第一に、患者に対して感情にとらわれずに冷静に診断することです。

 


でなければ、「いい加減だ」とか「やぶ医者」と批判されかねません。とくに女性患者の場合には、対応を間違えるといやらしい」と思われてしまいます。

 


その一方で医師には、患者に対して同情的な関心を示すことが要求されます。

 


医師という職業もそれなりにツライものがありますが、痛みを訴える患者に対して「それはつらかったでしょう」の一言も言えるぐらいでないと、「人情味がない」とか「冷たい」と評価されてしまいます。

 


この2つの役割期待を同時に満たすのは困難です。

 


感想

 


医者だけではなく、どんな人でも役割演技や役割期待があると思いました。

 


下記の本を参考にしました

 


『体感する 社会学

 金菱 清著

 新曜社

 

flier(フライヤー)