とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

現代人は孤独に耐えられない?

こんにちは。冨樫純です。

 


独学で、社会学を学んでいます。

 


そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。

 


タイトル 

 


内部指向型から他人指向型へ

 


ウェーバーが描いたのは資本主義における初期の段階であり、いまでは何かの宗教的倫理をもって価値を内面化している人はむしろ少ないといえます。

 


デイヴッド・リースマンという人は、『孤独な群衆』という意味深な本の中で、資本主義の初期段階の価値を内面化した人を「内部指向型」人間、さらに資本主義が進んだ現代型の人間を「他人指向 (レーダー)型」と名づけました。

 


内部指向型の人間は、自分の内なる信念をもって仕事に臨みました。

 


それに対して、現代の大学生は、将来の職業志望に対してとくにこれといった明確な意思はもっておらず、みんなそうするからという漠然とした答えが返ってくることが少なくありません。

 


自らの信念をもって労働に励む内部指向型の人間は、現代社会では協調性のない人間として必要ないということになります。

 


たえず自分ではない他者の関心に気を配る人間が求められることになります。いわゆるレーダーを備えた他人指向型人間です。

 


他人からどのように思われているかを、つねに関心の中心におくのです。

 


Facebooktwitterなどで自分がどのように思われているかをつねに意識する人がその典型です。

 


学生の「トイレ食」(別名便所飯)なども典型例ですが、ひとりで大学の食堂で昼食をとっていると「友達もいなくて、ひとりでさびしい人間」と思われないように、わざわざトイレにこもって食事する学生を指してそのように呼びます。

 


他人にどう思われているかに過剰に反応する人間が現代型といえます。

 


リースマンいわく、「他人指向型の人間は孤独であることに耐えられない」と。

 


わたしたちの生き方とは、その時その場の雰囲気とでもいえるものに敏感に反応することで柔軟に世の中を渡っていくことであるといえます。

 


アンディが物語の途中で、古臭い服装から、その時々のファッションの流行に敏感なOLに進化しますが、この華麗な変身は内部指向型から他人指向型への転向なのです。

 


現代の仕事ひいては生き方そのものが、ある社会的性格を強いるようになります。

 


感想

 


ぼくは他人に合わせるのが苦手なので、「内部指向型」人間になると思います。

 


筆者のいうように現代人に求められるのは、 レーダー型人間かもしれません。

 


下記の本を参考にしました

 


『体感する 社会学

 金菱 清著

 新曜社

 

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