とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

タダの家政婦さん

こんにちは。冨樫純です。

 


独学で、社会学を学んでいます。

 


そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。

 


タイトル 

 


タダの家政婦さん

 


お母さんは基本的にこうしたさまざまなたいへんな仕事を無償(タダ)でやっています。

 


もちろんお小遣いをもらっている人もいるかもしれませんが、家事を1時間やったらいくらというルールをつくっている家庭は基本的にないと思います。

 


お母さん(主婦)になれるかどうかは、女性が自分の欲求や欲望をどこまで抑圧できるかにかかってきます。

 


この欲望の制御に失敗すると、将来自立する以外食べていく道がなくなりかねません。 だから、子どもの頃から親に礼儀作法や言葉遣い、門限を厳しく課せられることになります。

 


どうしてお兄ちゃんは夕食後テレビを見ているのに、わたし (女の子)だけが皿洗いをしなければならないの? と不満をもった女性も多いでしょう。

 


じつは、嫌なことをやっているうちに身体が麻痺して「当たり前」になってくることが狙いなので

す。

 


好きであればわざわざやらせる必要はありません。このように、従順にさせる意味は、将来、男と結婚させるために、「商品」としてきちんと売りに出すための準備作業なんですね。

 


いまムカっときている人が少なからずいると思いますが、こういう強制がはたらくのは男の子ではなく、女の子であるのが現実です。

 


感想

 


嫌なことをやっているうちに身体が麻痺して「当たり前」になってくることが狙いです。

 


という箇所がおもしろいと思いました。

 


男子にも押しつけれて、麻痺していることもあるかもしれないと思いました。

 


下記の本を参考にしました

 


『体感する 社会学

 金菱 清著

 新曜社

 

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