こんにちは。冨樫純です。
独学で、社会学を学んでいます。
そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。
タイトル
きょうだいは何人? 2人っ子革命
子どもの数に着目します。
女性の出生児数(生涯に産んだ子どもの数) 別の割合です。この表を見るとすごいことがわかります。
大正4(1915)年以前に生まれ、生涯に4人以上子どもを産んだ女性の割合は7割近くにのぼっていました。それから昭和一ケタ生まれになると、平均2・3人です。
これを落合さんは「2人っ子革命」と名づけています。これはたんに「少子化」というだけでなく、もうひとつの要素が加わります。
少子化というと子どもを産まない人が増えたと思われがちですが、そうではないわけです。
結婚して子どもを産まなかった女性は明治生まれでは1割以上いたのに、昭和1ケタ生まれでは3%台に減っています。
つまり、少子化だけではなく、急速な「画一化」が進んでいく時代に突入します。
そして子どもの数について、産むのが当たり前という暗黙の決まりを強く押し出してくるのが戦後という時代です。
「女は主婦になるのが当たり前」、「家族とはこういうふうであらなくてはいけないという枠を押しつけてくるような家族だった」のです。
感想
昔ほど子だくさんというイメージがありましたが、違う側面もあったようです。
また、現代の少子化は「2人っ子革命」が影響しているかもしれないと思いました。
下記の本を参考にしました
『体感する 社会学』
金菱 清著