こんにちは。冨樫純です。
本を紹介します。
①この本を選んだ理由
小説はあまり好きではなかったぼくですが、動画などを見て、少しずつ興味がわきました。
分量が少なく、有名なものなので読んでみようと思いました。
②こんな本です
『コンビニ人間 』
村田 沙耶香
文春文庫
「いらっしゃいませー!」お客様がたてる音に負けじと、私は叫ぶ。
古倉恵子、コンビニバイト歴18年。
彼氏なしの36歳。
日々コンビニ食を食べ、夢の中でもレジを打ち、「店員」でいるときのみ世界の歯車になれる。
ある日婚活目的の新入り男性・白羽がやってきて…。
現代の実存を軽やかに問う第155回芥川賞受賞作。
③こんな言葉が印象に残りました
「あ、そうだ、麻美、何かもっと SS言い訳ってない? 最近、身体が弱いっていうだけじゃ、怪訝な顔されるようになっちゃった」
「……うーん、考えてみるね。お姉ちゃんはリハビリ中なんだから、身体が弱いっていうのも、全部言い訳や嘘っていうわけじゃないんだよ。堂々としてていいんだよ」
「でも、変な人って思われると、変じゃないって自分のことを思っている人から、根掘り葉掘り聞かれるでしょう? その面倒を回避するには、言い訳があると便利だよ」
皆、変なものには土足で踏み入って、その原因を解明する権利があると思っている。
私にはそれが迷惑だったし、傲慢で鬱陶しかった。あんまり邪魔だと思うと、小学校のときのように、相手をスコップで殴って止めてしまいたくなるときがある。
(本文より引用)
④この本が気になった方への2冊はこちら
『博士の愛した数式 』
小川 洋子著
『カラフル 』
森 絵都著
文春文庫
⑤感想
想像していたよりかなり面白かったです。
特に、主人公の「普通」ではない独特な感性が印象的でした。
興味を持ってくれた方はいるでしょうか?
興味を持った方は、是非読んでみてください。