こんにちは。冨樫純です
独学で、社会学を学んでいます。
そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。
タイトル
男性のコミュニケーション能力不足
夫婦間のディスコミュニケーション"を作りだしているのは、どちらかといえば男たちの方であるのも明らかだろう。
原因は、男たちの「黙っていても、妻はわかってくれている」という思い込みばかりではない。
そもそも、男たちの多くは、コミュニケーションが下手なのだ。
ニッセイ基礎研究所が行なった「夫婦のコミュニケーション・タイプ」についての調査がある。
これによれば、都市部での夫婦のコミュニケーションのスタイルで一番多かったのは、「沈黙」だったそうだ。なんと、これは36.4%もある。
次が「妻が一方的にしゃべる」で、32.4%だったそうだ。
「夫婦の対話」(22.7%)、「夫だけが一方的にしゃべる」(8.5%)とつづく。
つまり、7割近い夫たちが、ほとんどなにもしゃべらないということだ。
そもそも男性たちは、コミュニケーションの能力が弱いのたという議論もある。
ある研究者の説によると、それは幼児期の育てられ方に由来しているという。
男子は女子に比べて母親に精神的分離を強く要求される傾向があり、そのことが男性たちの強い支配への欲望とともに、感情の抑制や他者との深い共感に基づくコミュニケーション能力の欠如を生みだしているという。
また、企業社会は、男性の感情表現を含めたコミュニケーション能力をさらにそぐことになる。
仕事の上の会話では、無駄や過不足は許されないし、相手に言質をとられないような配慮も必要だ。
他者との深い感情的つながりを表現するようなコミュニケーション能力は、こうして、男性からますます奪われていくのだ。
感想
そもそも男性たちは、コミュニケーションの能力が弱いのたという議論がおもしろいと思いました。
もう少し深掘りしたいと思いました。
下記の本を参考にしました
『男性学入門』
伊藤 公雄
作品社