こんにちは。冨樫純です。
独学で、社会学を学んでいます。
そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。
タイトル 「親密な関係」における秘密の役割
さて、次に第三の人間関係の類型と秘密の関係をみていこう。
それは、「友人関係や夫婦関係」といった「親密な関係」だ。
この親密な関係における秘密の果たす役割をジンメルはとりわけ重要なものとして位置づけていると私は考えている。
というのは、私たちの社会の常識が教えるところによれば、親密な関係こそ秘密(もしくは情報や心情の隠蔽)から最もかけ離れた関係であり、極端にいえば秘密と親密な関係とは全く相いれないものと理解されることが多いからだ。
つまり親密な関係において秘密はあってはならないものであり、秘密があるということは関係の親密さを否定することだと考えられる場合が多いのだ。
しかしジンメルはこうした考え方に疑いのまなざしを向ける。
感想
たしかに、親密であればあるほど、秘密はなくなってしまうイメージはあります。
下記の本を参考にしました
『ジンメル・つながりの哲学 』
菅野 仁