とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

期待されたイメージへのささやかな抵抗

こんにちは。冨樫純です。

 


独学で、社会学を学んでいます。

 


そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。

 


タイトル 

 


期待されたイメージへのささやかな抵抗

 


「他者」とは、「私」に対して私の許可なく勝手にある全体的イメージを作り上げる存在だ。

 


それでは「私」の側はそうした他者によるイメージの構成に対してなすがまま、ただ手をこまねいているだけしか策はないのだろうか。

 


「いや、そうではない」とジンメルは考える。自分に対するイメージの形成に対して自分の思うとおりの像を作りあげることを他者に要求するのはいわば「過剰負担」であるが、しかし「こう見てほしい」「こう思ってほしい」というかたちで他者に対して働きかけることは充分に可能であるというわけだ。

 


感想

 


「他者」とは、「私」に対して私の許可なく勝手にある全体的イメージを作り上げる存在だという箇所がおもしろいと思いました。

 


我々が芸能人のイメージをドラマやCMから勝手につくりあげるのと同じだと思いました。

 


下記の本を参考にしました 

 


ジンメル・つながりの哲学 』

   菅野 仁

   NHKブックス