とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

「ほんとう」への希求

こんにちは。冨樫純です。

 


独学で、社会学を学んでいます。

 


そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。

 


タイトル 

 


「ほんとう」への希求―あるエピソードから

 


ある人(Aさんとしよう)がもう一人の人(Bさんとしよう)に自分の悩みか何かを相談していたのだが、聞き手のBさんが「そう、わかるわかる」とうなずいていたら、Aさんが突然話を止めて怒ったように「そんなに簡単にわかるわかるなんていってほしくなーい」と叫びはじめた。

 


ちなみにその場の状況は深夜の1時を回ったころのカラオケルームであり、酒の勢いもあって相当ハイテンションな盛り上がりを見せていた。

 


Aさんは、「私がいいと納得するまでは、私のことを『わかる」なんて軽々しくいってほしくない」という。

 


そのとき、私は尾崎豊の「15の夜」を熱唱していた最中だったので、話の詳しい中身はよく聞き取れなかったのだが、(オザキを歌いながら人の話を聞くのは結構ツライ)、「なるほど面白いことをいうなあ」と感心した反面、「これって他者に対する究極の甘え」だよなあとその瞬間に思った。

 


そして家に帰ってからそのとき私の聞いた感じをあらためて反想してみると、これは、他者の本質をけっこう鋭くついているいい方であり、かつ他者に対する最も過大な要求なのではと考えたのだ。

 


感想

 


相談しておいて、自分勝手だと思いました。

 


「甘え」なのかも知れないとぼくも思いました。

 


下記の本を参考にしました 

 


ジンメル・つながりの哲学 』

   菅野 仁

   NHKブックス