こんにちは。冨樫純です。
「心と脳」についてのコラムを紹介します。
脳と心は別のものなのか、疑問に思う人は多いと思いました。
古代ギリシャの哲学者アリストテレス(Aristotle) は、心の中枢は心臓であると考えた。
英語のハート(heart)という単語には「心臓」と「心」という2つの意味があることが、そのことの名残りである。
同様に古代中国においても、「心臓」こそが文字どおり「心」を司る「臓器」と考えられていた。
しかし今日では、心の中枢は「脳」であることがわかっている。
また、フランスの哲学者デカルトは、心は身体から離れても存在しうるという心身二元論を唱えた。
しかし、脳科学の進歩によって心と脳は密接不可
分の関係にあることが明らかになり、今日では、心は身体を離れては存在しえないと考えられている。
つまり、「脳死」は「人の死」であり「心の死」なのである。
下記の本を参考にしました
『心理学』新版
無藤 隆 他2名