とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

自律的動機づけとは

こんにちは。冨樫純です。

 


「自律的動機づけ」についてのコラムを紹介します。

 


おもしろい動機づけだと思いました。

 


アメとムチ的な動機づけくらいしかないと考えていたので。

 


速水(1998)によれば、外発的動機づけと内発的動機づけは、自己決定性という単一次元上に位置づけることが可能である。

 


しかし、彼はさらに、自律性(自律-他律)と目的性(手段-目的)という2つの次元を用いることによって、さまざまな動機づけを教育心理学的により有意義に分類できると考えた。

 


たんに親に叱られるから勉強するというような

外発的動機づけは、他律的・手段的である。

 


教師が興味深い教材を準備して、生徒が面白そうに学習に取り組んでいるというのは他律的・目的的である。

 


これは目的で一見よいように見えるが、教師の準備や配慮がなくなると、消えてしまうような動機づけである。

 


まだ自律的なものとはなっていないのである。

 


同一化的動機づけは、たとえば勉強が大事だという親や教師の考えに合わせて学習し始め、その習慣がしだいに自律的なものになるという場合である。

 


これは目的性に関してはほぼ中位に位置し、自律性に関しては自律の側に位置づけられる。

 


学校教育における子どもたちへの動機づけは、外発的なものも内発的なものも含まれており、必ずしも外発的動機づけから内発的動機づけへと移行するとか、内発的動機づけでなければいけないというものではない。

 


むしろ、子どもの発達段階を考慮しつつ、学習活動がいかに自律的なものになっていくかに焦点をあてて、さまざまな動機づけを活用することが望ましいといえよう。

 

 

 

下記の本を参考にしました

 


『心理学』新版

   無藤 隆 他2名

   有斐閣