こんにちは。冨樫純です。
「新しいモノを生めなくなった業界の末路」についてのコラムを紹介します。
テレビが昔ほど面白くないと感じていましたが、
歴史法則からすれば、当たり前なんだと、理解しました。
「発展期」にはつぎつぎと新しいモノ·アイディアが生まれ、それが生まれなくなったとき「衰退期」に入る。
そして、そのタイミングでかならず旧きに代わるまったく新しいシステムが生まれてくるのは、 もう揺るぎがたい「鉄壁の歴史法則」です。
身近な例を挙げれば、 テレビ業界。
昭和のころは、次から次へと新しいアイディアの番組が生まれていましたが、 これはテレビ業界が「発展期」 にあったことを示しています。
ところが、 次第に番組制作がマニュアル化されてこれに頼り切るようになり、平成のころから急速にマンネリ化して新発想の番組がめっきり少なくなっていきます。
そうなってしまった業界はその時点ですでに“死に体” です。
しばらくは過去の栄光をまとい、 過去の遺産を食い潰すことで表面的には栄華を誇っているように見えますが、じつはすでに“死へのカウントダウン”が始まっています。
こうしでひとつのコンテンツが“死に体” となったとき、 かならずこれと入れ替わりに次世代を担うまったく新しいコンテンツが生まれているものなのです。
この場合、それこそが「インターネット」です。
テレビがラジオを舞台の隅に追いやったように、テレビがネットに駆逐されていくのは、何人たりとも抗うことのできない"歴史的必然” なのです。
下記の本を参考にしました
『暗記がいらない世界史の教科書 』
本当の教養を身につける
神野 正史著
PHP研究所