こんにちは。冨樫純です。
本を紹介します。
①この本を選んだ理由
シリーズ全部読んだ方がいいと思い、購入しました。
②こんな本です
『揺らぐ世界 』
中学生からの大学講義 4
立花 隆 他2名
紛争、格差、環境問題…。
グローバル化が進んだ世界は、多くの問題を抱えて揺らいでいる。
これらの状況を理解する視点は、どうすれば身につくのか?多彩な先生たちが、ヒントを与えてくれる。
③ こんな言葉が印象に残りました
オウムは絶対的な悪だと報道は伝えました。
だから日本社会はひとつにまと まって悪と闘わねばならない。そうした意識が強くなります。
そうやって集団化を進めながら、善と悪の二分化が激しく促進されて、悪は許すなとの世論が高まります。
絶対的な悪に対抗するためには、絶対的な正義が必要です。そして防衛体制。つまりセキュリティを最優先する社会が進行します。
君たちにとって街のあちこちに監視カメラがあることは当たり前だけど、実はこれはオウム以降の現象です。
駅のごみ箱が透明になったのもオウム以降。爆弾など不審なものを入れることができないようにするためです。
駅や公園のベンチに仕切りが入ったのは、ホームレスなど不審な動きをする人を排除するため。
要するに「知らない人は危険だ」という感覚が、オウム以降にとても強くなりました。
(本文より引用)
④この本が気になった方への2冊はこちら
『立花隆の最終講義』
東大生と語り尽くした6時間
立花 隆著
文春新書
『先生はえらい』
内田 樹著
興味を持ってくれた方はいるでしょうか?
興味を持った方は、是非読んでみてください。