こんにちは。冨樫純です。
独学で、政治学を学んでいます。
そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。
タイトル 政治思想の始まり
政治を語るための概念の多くは、古代ギリシアに起源をもっている。
そもそもの「政治 (politics)」という言葉からして、その語源は都市国家を意味したポリスにあった。
いったい、古代ギリシアで何が起きたのだろうか。
何よりも重要なのは、デモクラシーの実現であろう。
すべての市民が民会に集まって意思決定を行い、あらゆる公職は抽選で選ばれる。
民衆裁判が判決を下し、市民たちは自ら武器をとって国を防衛する。
もちろん、デモクラシーに問題がなかったわけではない。
哲学者のソクラテスは、アテナイの民衆裁判で死刑を宣告された。 その衝撃から、弟子であるプラトンは理想の国家を構想する。
哲学者が支配するか、さもなければ支配者が哲学を学ばなければならない。 そこまでプラトンは思
い詰めたのである。
これに対し、アリストテレスは古代ギリシアのデモクラシーの実践を評価しつつ、多様な政体の比較を行った。 ここに政治思想の歴史が始まった。
感想
民主政は、古代ギリシャから始まったと言われます。
その歴史の長さに驚きました。
下記の本を参考にしました
『西洋政治思想史』
宇野 重規著
有斐閣アルマ