とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

グローバル化の対応策

こんにちは。冨樫純です。

 


独学で、社会学を学んでいます。

 


そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。

 


タイトル 何をなすべきか

 


グローバル化の悪夢を前に、私たちは何をなすべきか。

 


「人間が非対称の非を悟り、人間と動物との間に対称性を回復していく努力を行う」ことが必要だと言われることがある。

 


あくまで、いったん人間と動物との対等な関係性の回復に立ち返ることによって、人間と人間との関係、「富んだ世界」と「貧困な世界」の間にもテロと「テロとの戦争」 の応酬ではなく) 再び交通と流動が生まれるだろうと望みをつないでいる。

 


たしかに、歴史の大きな流れに逆らって人類の不幸をなくすためには、こうした根源的な意識の覚醒が必要なのかもしれない。

 


対称性の覚醒の根底には、A. スミスの主張していた「シンパシー(共感 / 同感)」も必要かもしれない。

 


しかし、1人ひとりに覚醒や共感/同感が求められるとしても、グローバル化の悪夢を生み出す執拗なメカニズムをすぐに覆すにはとりあえずは距離がありすぎる。

 


人びとがまずはグローバル化した世界にどこかでは 「適応」しつつ日々生きていかなくてはならないのだから。

 


感想 

 


グローバル化は避けられない社会だと言われます。

 


その解決策として、「人間が非対称の非を悟り、人間と動物との間に対称性を回復していく努力を行うことが必要だ」という発想には、納得できないと思いました。

 


下記の本を参考にしました

 


『Do! ソシオロジー』改訂版       

 現代日本社会学で診る

 友枝 敏雄 他1名

 有斐閣アルマ

 

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