とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

男性学入門

こんにちは。冨樫純です。

 


本を紹介します。

 


①この本を選んだ理由

 


社会学を独学で学んでいて、男性学に興味があり、読んでみようと思いました。

 


②こんな本です

 


男性学入門』

   伊藤 公雄著

   作品社

 

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過労死、自殺率の急上昇、定年離婚、冬彦さん現象、結婚できない独身男性の増加…。

 


まさに現代は男性問題の時代。

 


古い男らしさの鎧を脱ぎ捨てて、自分らしさの追求を始めましょう。

 


男性学初の入門書。

 

 

 

③こんな言葉が印象に残りました

 


男性問題にとって、洗濯というと、ちょっと気になることがある。

 


さっきられたように、ぼく自身は洗濯が好きな方だ。そこで、あちこちの講演などで、男性の生活自立や家事・育児参加の話をするときに、この洗濯のことにふれる。

 


すると、控室などで、とくに男性の職員などから、次のような質問を受けることがある。

 


洗濯物を干すとおっしゃってましたが、奥さんのパンツも干されるんですか?」

 


答えは当然ながら、「ええ、もちろんです」

女性の中には、お父さんのパンツは割り箸でつかんだり、別に洗うという人もいるかもしれない

が、いずれにしても干すのは一緒でなければ、洗濯をした意味がない。

 


質問自体がナンセンスだと思う。

 


しかし、あちこちでこうした話をしているうちに、ふと気がついたのは、男性の中には、どうも

この洗濯物を干すことができない人が多いのではないか、ということだ。

 


そこで、男性対象の講演会などでは、相手を傷つけないように工夫しながら、「洗濯物を干せますか?」という質問をよくしてみた。

 


結果は、案の定、「ダメです」という答えがほとんどだった。

 


「妻が、病気のときなら干せる」(たぶん、多くの男たちには、洗濯物を干すための正当化が必要なのだ)とか、「マンションでも人の目につかないベランダなら干せる」という人はいた。

 


でも、「外で洗濯物を干せる」という男性の数はごくわずかなものだった。

 


(本文より引用)

 


④この本が気になった方への2冊はこちら

 


『男がつらいよ 』

   絶望の時代の希望の男性学

   田中 俊之著

   KADOKAWA

 


『「非モテ」からはじめる男性学

   西井 開著

   集英社新書

 


⑤感想

 


女性だけではなく、男性も生きづらい時代かもしれないと思いました。

 


興味を持ってくれた方はいるでしょうか?

興味を持った方は、是非読んでみてください。