こんにちは。冨樫純です。
独学で、社会学を学んでいます。
そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。
タイトル ジンメルの思想
思想の面においては、ユダヤ人としてのジンメルの特質は、彼の思想の核をつくっている「周縁性(マージナリティ)」として表現されているといわれる。
いますぐ思いつく彼のエッセイや論文のタイトルを挙げてみよう。
「橋と扉」「把手」「額縁」「よそ者」「秘密」等々。
そのどれもが哲学的素材としても社会学的対象としてもほかの学者ならほとんど取り上げないようなものばかりだ。
つまりジンメルが注目するテーマは、多くの人が見落としがちな周縁的性格を帯びたものであることが常であり、決してメジャーなポジションを占めることがないようなものが多い。
些細なもの、周縁的なものにあえて着目することによって、そこから人間や社会の本質について考えを展開するというのが、ジンメルの得意としていた思考の方法なのだ。
また、社会的処遇の面においては、「全くのユダヤ人でありかつ無神論的相対主義者である」というレッテルを張られた結果、彼は30年間ベルリン大学の私講師、員外教授という不遇な地位に置かれることになる。
感想
社会学の課題は幅広く、何でもありみたいなイメージがありますが、ジンメルの影響だと思いました。
下記の本を参考にしました
『ジンメル・つながりの哲学 』
菅野 仁