とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

小さな本屋が起こした奇跡

こんにちは。冨樫純です。

 


本を紹介します。

 


①この本を選んだ理由

 


話題になった頃から気になっていました。

 


購入しやすい新書で発売されたので、読んでみました。

 


②こんな本です

 


『一万円選書』

  北国の小さな本屋が起こした奇跡の物語

   岩田 徹著

   ポプラ新書

 

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本をどう選び、どう読むか―。

 


1万人以上に本を選んできた書店の店主が、あなたの運命の1冊をお届けします。

 


NHKプロフェッショナルほか、さまざまなメディアで話題となった北海道砂川「いわた書店」の選書サービス「一万円選書」

 


1年でわずか3日だけの募集で、常時3000人待ちともいわれる一万選書を書籍で体験。

 


③こんな言葉が印象に残りました

 


前年、函館ラ・サール高校の先輩たちと飲んでいたときに、「本が売れない」と自分の窮状をこぼしたんですね。

 


そしたら、札幌高裁の判事だった先輩が「これで、俺に合うおもしろそうな本を見繕って送ってほしい」って1万円札を差し出したんです。

 


これは本屋にとって究極の問いだ、と思いました。

 


選べなければ、うちにはおもしろい本がないということになる。

 


その1万円札を受け取りながら大きなプレッシャーを感じていました。

 


帰宅して店の本棚を見渡し、先輩の人となりを考えながら、これまで自分が読んでおもしろかった本の中から、あれがいい、これじゃないと懸命に考えて10冊ほどの本を選びました。

 


手紙を添えて送ったら、本を読んだ先輩が「おもしろかった」という感想とともに、「俺みたいなやつが100人もいたら、本屋の経営も安定するべ」って言ってくれたんです。

 


「先輩、そんなうまい話があるわけないじゃないですか」って返しながらも、心に沸き立つものがありました。

 


(本文より引用)

 


④この本が気になった方への2冊はこちら

 


『読書会入門』

  人が本で交わる場所

  山本 多津也著

  幻冬舎新書

 


『カーテンコール! 』

   加納 朋子著

 新潮文庫

 


⑤感想

 


筆者の強い信念と友達や先輩の存在が小さな本屋が起こした奇跡の物語の背景にあり、そこが一番印象に残りました。

 


興味を持ってくれた方はいるでしょうか?

興味を持った方は、是非読んでみてください。