とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

建前はやはり大事か

こんにちは。冨樫純です。

 


独学で、社会学を学んでいます。

 


そこから、個人的に関心のある話題を取り上げて、紹介したいと思います。

 


感想も書きたいと思います。

 


話題 対等性の原則と「キャラ」的関係

 


やさしさが現代日本の対人関係ルールになっている理由の一つは、仲間といるときはとにかく楽しくすごしたいと強く望むようになったからである。

 


そして、楽しくすごすための工夫として、対等性の原則と「キャラ」的関係が、とくに若者の世界で発明された。

 


対等性の原則は、仲間内ではメンバーのあいだに上下の関係ができないように振る舞うべき、という行動原理のことである。

 


上下関係ができると下位に置かれた者が傷ついてしまう。

 


それではみんなで楽しくすごせない。

 


そこで、上下関係ができそうなことを回避す

るのが暗黙のルールとなっている。

 


「キャラ」的関係は、仲間内で楽しく盛り上がるため、メンバーが各自割りふられた役柄を演じる仲間内の関係を意味する。

 


以上の特徴をもつやさしさは、暴力や悪を追放したのだろうか。

 


いや、見えにくくしているだけである。

 


そう考えられる理由を、木堂椎の小説『りはめより100倍恐ろしい』で説明する。

 


感想

 


楽しくすごすための工夫として、対等性の原則と「キャラ」的関係があるそうですが、本音と建前を使い分けると解釈できると思いました。

 


でも本当にそれで楽しいのかと少し疑問が残りました。

 


下記の本を参考にしました 

 


『コミュニケーションの社会学

 長谷 正人 他1名

 有斐閣アルマ