とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

生きにくさの正体

こんにちは。冨樫純です。

 


独学で、社会学を学んでいます。

 


そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。

 


タイトル 

 


生きにくさの正体を求めて

 


個性 (自分らしさ)の発揮や、誰もが職業を通じた「自己実現」をめざすことが 「望ましい」生き方だとみなされる見方が広まっていく一方で、実際にそれらを可能にするチャンスは、誰にでも同じように与えられるわけではない。

 


自己選択や自己責任が強調される一方で、自分の力ではどうにもならない制約によって、チャンスが限られてしまう人たちがいる。

 


しかも、「こうすれば、将来は安泰だ」という具体的で手堅い方法が簡単に見つかるわけでもない。

 


それなのに、「自分らしさを発揮できる本当にやりたいこと」を見つけることや、そうした職業を通じた「自己実現」 が誰にでも求められている。

 


自分で選んで、「何にでもなれる自分」をつくりあげていくことが、一部の人びとだけのことではなく、多くの人びとにも求められるようになった。

 


そのことをできるだけ保証しようと、さらなる拡大と多様化を推し進めてきたのが、現代の教育である。

 


しかし、教育がどのように変わっていっても、社会の側が提供できる職業の機会自体を増やせるわけではない。

 


教育を受ける期間は延長し、しかも、誰かに進路の選択を押しつけられるような仕組みは、かつてに比べ弱まっている。

 


何を学ぶかという選択肢も増え続けている。 それだけ、選択の自由は拡大したように見えるのだが、はたして、その結果として、私たちの社会は、若者たちにとって生きやすくなっているのだろうか。

 


「5年後10年後の自分の将来像」をもう一度思い描いてみてほしい。

 


感想

 


ぼく自身は生きにくいと感じています。

 


個性 (自分らしさ)の発揮や、誰もが職業を通じた「自己実現」をめざすことが 「望ましい」生き方だとみなされる見方が強いからです。

 


これらの価値観を押し付けられている感じがします。

 


下記の本を参考にしました

 


『Do! ソシオロジー』改訂版       

 現代日本社会学で診る

 友枝 敏雄 他1名

 有斐閣アルマ

 

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