こんにちは。冨樫純です。
本を紹介します。
①この本を選んだ理由
動画で紹介されていて、興味があったので購入しました。
シリーズ全巻購入しました。
②こんな本です
『何のために「学ぶ」のか』
〈中学生からの大学講義〉2
池内 了 他2名
世の中には、言葉で表現できないことや答えのない問題がたくさんある。
簡単に結論に飛びつかないために、考える達人が物事を解きほぐすことの豊かさを伝える。
③こんな言葉が印象に残りました
要するにカントは、あらかじめ〈仮言命法〉を排除することで、「ダメなものはダメなんだ」と主張したわけだ。
言ってみれば、「なぜ人を殺してはいけないんですか?」と小学生から聞かれたときに、「悲しむ人がいるからダメでしょ」なんて答えるんじゃなくて、「そんなものはダメに決まってるからダメなんだ」というふうに答えるべきだというのがカントの立場。
ちょっと無茶苦茶に思えるかもしれないけれど、この〈定言命法〉と〈仮言命法〉という考え方、実は非常によくできている論理だといえる。
つまりカントは、「何でダメなの? 何でダメなの?」と聞くような、理由につけ入って屁理屈をこねる子どもに対るし、「ダメなことに理由なんてない」と答えることで、その屁理屈を封じたわけである。
(本文より引用)
④この本が気になった方への2冊はこちら
『科学は未来をひらく』
中学生からの大学講義3
村上 陽一郎 他2名
『何のために「学ぶ」のか』
中学生からの大学講義1
外山 滋比古 他2名
興味を持ってくれた方はいるでしょうか?
興味を持った方は、是非読んでみてください。