とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

弁護士の1日

こんにちは。冨樫純です。

 


弁護士C氏の1日を紹介します。

 


テレビドラマとどう違うかなどおもしろそうだと思いました。

 


8:00   起床。

 


9:30   事務所に出勤。

 


C氏の事務所は弁護士 15人・事務員 30人の、この地方では比較的大型の事務所である。

 


C氏は他の2人の弁護士とともに経営者弁護士(パートナー)で、他の12人の弁護士は勤務弁護士(イソ弁)である。

 


現在、事務所の法人化を検討中。

 


10:00   裁判所に出頭。

 


C氏の担当する民事訴訟事件の第1回口頭弁論)

期日である。

 


訴状を陳述して、次回期日を打ち合わせ、すぐに

終了する。

 


11:00  事務所で、顧問先のX社の法務部の法律相談に応じる。

 


C氏の事務所は全部で10社の顧問先をもつが、X社はその中でも最大、唯一の上場企業であり、重要なお得意先なので、多少無理な日程でも相談に応じている。

 


12:30   相談が長引いたので、立食ソバ屋で昼食。

 


13:00   受任している国選弁護事件の被告人と面会するため、拘置所を訪問。C氏クラスの弁護士になると通常は国選弁護はやらないが、特に重要な事件として弁護士会が指定した事件について、特別に受任したものである。

 


14:00   事務所で法律相談。

 


かつて代理したことのある依頼者から紹介されたとのことで、借家の立退きに関する紛争についての相談を受ける。

 


15:00   裁判所において、 証人尋問。

 


昨夜遅くまで尋問事項を準備したのが功を奏し、反対尋問により相手方証人の証言の信用力を大きく減殺することができる。

 


17:00    翌々日に提出期限が迫った民事訴訟事件の準備書面の作成。

 


18:30   弁護士会人権委員会に出席。

 


C氏は弁護士会の活動にも積極的に参加しており、特に人権委員会では、外国人の人権に関する小委員会の委員長を務める。

 


21:00  人権委員会の宴会に出席、夕食をとった後、帰宅。

 


さらに、準備書面の作成を続ける。

 


24:00   就寝。

 


感想

 


弁護士も検察官や裁判官と同じように、忙しく業務をこなしているようです。

 


下記の本を参考にしました

 


『現代の裁判』第6版

   市川 正人 他2名

   有斐閣アルマ