こんにちは。冨樫純です。
「犬の立入りを禁じる」についてのコラムを紹介します。
文字通りに解釈することの危険性を学びました。
レストランに「犬の立入りを禁止する」という注意書きがある場合に、飼っている猫を連れて入ることはできるか。
この場合、猫は犬と同じ動物なので、やはり禁じられると考えるのが類推解釈、犬についてだけ書いてあるので、猫は自由に連れこめると考えるのが反対解釈である。
どちらによるかは結局注意書きの趣旨・目的にかかってくる。
犬はかみついて危ないのでダメだというのならば猫はかまわないということになるし、清潔さを保つためということなら、やはり猫もダメだろう。
目的論的解釈が必要なゆえんである。
下記の本を参考にしました
『現代の裁判』第6版
市川 正人 他2名
有斐閣アルマ