こんにちは。冨樫純です。
本を紹介します。
①この本を選んだ理由
社会学の講義をしている動画にハマっていて、その先生が薦めていたので、読んでみようと思いました。
②こんな本です
『保守主義とは何か』
宇野 重規著
21世紀以降、保守主義者を自称する人が増えている。
フランス革命による急激な進歩主義への違和感から、エドマンド・バークに端を発した保守主義は、今では新自由主義、伝統主義、復古主義など多くのイズムを包み、都合よく使われている感がある。
本書は、18世紀から現代日本に至るまでの軌跡を辿り、思想的・歴史的に保守主義を明らかにする。
さらには、驕りや迷走が見られる今、再定義を行い、そのあり方を問い直す。
③こんな言葉が印象に残りました
何よりも問題なのは、政府の役割が拡大することで特殊利益が跋扈して、一般利益が損なわれていくことである。
政治過程を通じて、少数ではあるが明確な利害をもつグループの声は大きく反映されるが、すべての人にとって薄く、広く関わる一般利益のために努力するものは少ない。
そもそも、人々にとって、自らの払った税と政府によって実現される政策との間には距離がありすぎて、直接的な結びつきは感じにくい。
結果として、政府の無限の拡大を許してしまうことになったのである。
(本文より引用)
④この本が気になった方への3冊はこちら
『民主主義とは何か』
宇野 重規著
『リベラルとは何か』
田中 拓道著
『ポピュリズムとは何か』
民主主義の敵か、改革の希望か
水島 治郎著
興味を持ってくれた方はいるでしょうか?
興味を持った方は、是非読んでみてください。