こんにちは。冨樫純です。
「歯医者型審理から外科型審理へ」についてのコラムを紹介します。
刑事事件は審理が長いイメージは元々ありましたが、民事事件もそうだったことを学びました。
従来型の民事訴訟は、1回あたりの審理時間が非常に短く、1カ月ないし2カ月の期間をおいて、じっくりと続けていくという「歯医者型」の審理が通常であった。
しかし、これに対しては批判も強く、ある程度の時間待ちは、やむをえないとしながらも、1度審理が開始すれば一気呵成に終局に至る「外科型」の審理が望ましいとの意見も多かった(アメリカなどは、このような審理形式によっている)。
民事訴訟法改正後の審理は、充実した争点整理手続を前提に、集中的な証拠調べをめざし、外科型への転身をはかるものであり、一定の成果を挙げているが、さらに、より計画的な審理の一般化が図られている。
下記の本を参考にしました
『現代の裁判』第6版
市川 正人 他2名
有斐閣アルマ