とがブログ

本の紹介と、ぼくの興味があるテーマについて書きます。

倍速視聴の背景

こんにちは。冨樫純です。

 


本を紹介します。

 


①この本を選んだ理由

 


話題になっていたし、早送りする理由に興味があったので、購入しました。

 


②こんな本です

 


『映画を早送りで観る人たち』

 ファスト映画・ネタバレ

 コンテンツ消費の現在形

 稲田 豊史著

 光文社新書

 

f:id:genzi1013:20230228062845j:image

 


なぜ映画や映像を早送り再生しながら観る人がいるのか――。

 


なんのために? それで作品を味わったといえるのか?

 


著者の大きな違和感と疑問から始まった取材は、

やがてそうせざるを得ない切実さがこの社会を覆っているという 事実に突き当たる。

 


一体何がそうした視聴スタイルを生んだのか?

 


いま映像や出版コンテンツはどのように受容されているのか?

 


あまりに巨大すぎる消費社会の実態をあぶり出す意欲作。

 


③ こんな言葉が印象に残りました

 


話題作をコミュニケーションツールとして使う傾向は、昨日今日に始まったことではない。

 


「観ておかないと学校や職場で話題の輪に入れない」作品は、昭和の時代からあった。

 


1980年代から1990年代なら、『8時だョ!全員集合』『ザ・ベストテン』「月9ドラマ」等々。

 


特に40代以上なら、いくらでも番組タイトルが口をついて出てくるだろう。

 


ただ、当時の若者が友達と触れ合うのは、教室だけだった。 教室を出たら逃げられた。 我が道を行くことができた。しかし今は、LINEがどこまでも追いかけてくる。逃げられない。 常にレスを求められる。

 


(本文より引用)

 


④この本が気になった方への2冊はこちら

 


『ファスト教養』

 10分で答えが欲しい人たち

 レジー

 集英社新書

 


『バカと無知 』

 橘 玲

 新潮新書

 


興味を持ってくれた方はいるでしょうか?

興味を持った方は、是非読んでみてください。

 

flier(フライヤー)