こんにちは。冨樫純です。
哲学や倫理学に興味があり、それに関連する本を読んでいます。
そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。
タイトル
行ってみなければわからない
2012年の秋に台湾に行って来ました。
ぼくの本、『動物化するポストモダン』の中国語版が刊行されることになり、向こうの出版社に招かれたのです。
台湾の人は日本好きが多い、というのはよく聞きます。けれども本当はそれほど単純ではありません。
台湾には、台湾人(本省人)と外省人という区別があります。台湾人というのは、日本の植民地時代からずっと台湾に住んでいるひとです。
外省人は、第二次世界大戦後、国民党の蒋介石と一緒に大陸から渡ってきた、新しい台湾住民です。
この対立が戦後の台湾政治を規定しています。
そのことは知っていたのですが、今回台湾に行きはじめて知ったのは、「日本のサブカルチャーが好きだ」と言っているのは基本的には台湾人の子弟たちだということです。
感想
日本の植民地時代からずっと台湾に住んでいるひとたちが、親日派の人が多いということになるようです。
また、あの小さな国でも対立があることに驚きました。
下記の本を參考にしました
『弱いつながり』
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東浩紀著